出場校チーム紹介:秋田商高(秋田)
ゲキサカ / 2021年12月29日 18時44分
第100回全国高校サッカー選手権
秋田商高(秋田)
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画▼全国大会日程
1回戦 0-1 東福岡高(福岡)■出場回数
2年ぶり46回目■過去の最高成績
優勝(57、66年度)■その他、過去の主な全国大会成績
選手権準優勝(55年度)、選手権4強3回(60、85、86年度)、インターハイ優勝1回(68年)、同準優勝1回(72年)、同34回出場、全日本ユース(U-18)選手権8強(99年)■監督
小林克■主将
FW中野宏宣(3年)■今季成績
[インターハイ](県4強)
準決勝 1-1(PK3-5)西目高
[リーグ戦]
県1部3位(9勝1分4敗)
[新人戦](県準優勝)
県決勝 0-1 明桜高■予選成績
3回戦 10-0 由利工高
準々決勝 6-2 大曲工高
準決勝 2-0 西目高
決勝 1-1(PK10-9)明桜高■都道府県予選決勝布陣&決勝メモ
[4-4-2]
川辺瑞輝 畑村匠毅
近野宙安 吉村隆助
有泉楓馬 米谷海
船川充希 高嶋綾斗
鈴木悠太 木内翼
佐藤秀人
[決勝メモ]
連覇を狙う明桜高との決勝は伝統のプレッシングで明桜のパスワークに対抗。だが、前半27分に明桜右SB吉崎塁(2年)のクロスから不運なオウンゴールで先制点を許してしまう。それでも、秋田商は後半15分、奪い返しからCB木内翼(1年)が距離の長い縦パス。DFラインのギャップへ走り込んだ初先発MF畑村匠毅(2年)が右足ダイレクトで決めて同点に追いついた。1-1のまま突入したPK戦は、激しい風雨の中で互いに1人目から9人連続で決め合う展開。迎えた10人目、先攻の秋田商はFW泉海斗(1年)が決め、直後にGK佐藤秀人(3年)が左へのシュートをストップ。秋田商が第100回選手権の出場権を獲得した。■予選取材記者(編集部・吉田)チーム紹介
全国最多46回目の選手権
選手権出場回数は全国最多の46回で優勝も2回。特別な歴史を持つ伝統校が、第100回選手権の出場権を勝ち取った。今年のチームは新人戦、インターハイ予選を落としたが、MF中野宏宣主将(3年)が「全員が(自分たちのコンセプトに対して)徹底してこの冬まで練習して来れた」と語るように、伝統の「戦う」「走る「守る」で勝負できるチームに。予選準決勝では前回選手権予選、今年のインターハイ予選で敗れた西目をシュート1本に封じてリベンジすると、決勝でも明桜の個の力に苦しみながらも食い下がり、PK戦の末に上回った。
下級生時からゴールを守るGK佐藤秀人(3年)や2年前の選手権経験者のCB鈴木悠太、入学当初から先発を担う1年生CB木内翼中心に後方は堅固。山梨出身の“秋商のカンテ”MF有泉楓馬(2年)は回収力が高い。人工芝グラウンドで磨いてきたパスワークにMF近野宙安(3年)や中野がドリブルでアクセントを加えてゴールを奪い取る。
小林克監督は「(新型コロナウイルスの影響で)県外に行けなかった分、自分たちで成長するしかない環境。その中で、チーム内競争が上手く行って、みんなで自分たちのサッカーを方向づけることができたと思います」という。以前は上手く行かないと気持ちが落ちてしまう課題もあったようだが、厳しい試合を経験しながらタフで、誰が出ても戦えるチームへ変化。46回目の選手権では、中野が「入学したらその記録を超えられるようにとずっと思っていました」という18年度大会の8強以上に挑戦する。■予選取材記者(編集部・吉田)注目選手
ドリブル、ミドルシュート武器のエース
MF近野宙安(3年)
「『元々そんなに上手くなかった』というが、MF三笘薫のドリブル姿勢やタッチからシュートまでの速さを参考にドリブルやシュートを磨き、大舞台でも活躍できるアタッカーへ進化。ミドルレンジから決め切る力も持つエースだ」
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