出場校チーム紹介:尚志高(福島)
ゲキサカ / 2022年1月1日 13時53分
第100回全国高校サッカー選手権
尚志高(福島)
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画▼全国大会日程
1回戦 0-0(PK4-3)瀬戸内高(広島)
2回戦 0-0(PK5-6)関東一高(東京B)■出場回数
2年ぶり12回目■過去の最高成績
4強(11、18年度)■その他、過去の主な全国大会成績
インターハイ4強(19年)、同出場13回、プレミアリーグEAST出場■監督
仲村浩二■主将
MF松本勇斗(3年)■今季成績
[インターハイ](全国2回戦敗退)
決勝 5-0 帝京安積高
<全国大会>
2回戦 0-0(PK3-5)日章学園高(宮崎)
[リーグ戦]
プリンスリーグ東北優勝(15勝1分2敗)
[新人戦](県優勝)
決勝 2-0 福島東高■予選成績
準々決勝 3-0 郡山高
準決勝 4-1 福島東高
決勝 2-1 学法石川高■都道府県予選決勝布陣&決勝メモ
[4-2-3-1]
小池悠斗
黒瀬舜 松本勇斗 村上力己
松尾春希 新谷一真
高橋翔大 佐藤利明
チェイス・アンリ 安江海ラウル
鮎澤太陽
[決勝メモ]
前回大会準決勝で敗れている学法石川高とのリベンジマッチ。オープンサイドを突く攻撃でチャンスを作る尚志だが、学法石川はDF円道竣太郎(3年)中心にゴール前の守りが堅い。それでも、尚志は前半28分、右SB佐藤利明(3年)のアーリークロスをFW小池悠斗(3年)が距離の長いヘッドで決めて先制。一方、エースFW佐藤武流(3年)投入でギアを上げた学法石川は、後半立ち上がりから立て続けにゴール前のシーンを作り出す。GK鮎澤太陽(2年)の好守などでリードを守る尚志は3バックへ変更して対応。だが、チャンスで決めきれずに迎えた33分、左ロングスローから学法石川DF円道に同点ゴールを奪われてしまう。それでも40+2分、尚志は自陣ゴール前からカウンター攻撃。右サイドを突破したMF草野太貴(3年)が最前線まで80m駆け上がったCBチェイス・アンリへラストパスを通す。最後はアンリがコントロールから左足シュートを決めて尚志が劇的白星を飾った。■予選取材記者(編集部・吉田)チーム紹介
攻守に充実、“怪物”CBアンリも擁して100回大会制覇へ
5歳上の世代のU-22日本代表でも活躍した“怪物”CBチェイス・アンリ(3年)は攻守に両面でのヘッド、対人守備など超高校級の逸材。県決勝で後半アディショナルタイムに決勝点を決めたアンリは、選手権史上最強CBになりうる可能性を秘める存在だ。彼への注目が集まるが、今年は攻守に穴のない好チームに仕上がっている。アンリも技術面を高く評価するMF松尾春希(3年)とMF新谷一真(3年)のダブルボランチをはじめ、抜け出し、ポストプレーも長けるFW村上力己(3年)、球際強いCB安江海ラウル(3年)ら各ポジションに複数の実力者を配置。バランスの良さは例年以上で、尚志らしいパスワークと切り替えの速い攻守、前線を追い越して前へ出る動きなどで相手を上回る。
加えて、仲村浩二監督が「本当、アンリがプラス要素としてしかないです」というように、アンリのステップアップしていく姿に刺激を受けた選手たちがピッチ外の取り組みを見習ったり、ピッチで彼が代表チームから持ち帰ってきたものを吸収しようとする姿勢がある。
今夏のインターハイは十分に決勝まで勝ち上がる力があった印象だが、決定機を幾度も作りながらモノにできず、初戦でPK戦敗退。プレミアリーグ復帰を目指して臨んだプレーオフもJFAアカデミー福島U-18(静岡)のゴールを破ることができずにPK戦で涙を呑んでいる。守備で隙が見られるシーンがあることも確かだ。強さを示しながらも目標を達成できていないチームは、反省を踏まえて準備し、選手権へ。MF松本勇斗主将(3年)が「全国制覇という目標は、ブレないでやっていきたい」と語る最後の目標を達成し、100回大会の頂点に立つ。■予選取材記者(編集部・吉田)注目選手
100回大会に現れた“怪物”
DFチェイス・アンリ(3年)
「アフロヘアーをなびかせながら走り、跳び、戦う逸材CBだ。ピッチで圧倒的なパフォーマンスを見せても謙虚。練習熱心で常に向上心を持って取り組み、周囲の予想を超える成長を遂げてきた。年代別日本代表チームでインパクトのある活躍を見せる一方、これまで全国舞台での活躍がないが、第100回の選手権で必ず輝く」
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