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“横断幕”で感じた水戸への想い。DF松田隼風は茨城の地での代表戦で新たな決意を宿す

ゲキサカ / 2021年12月20日 20時18分

 この日のスタンドには、水戸ホーリーホックサポーターによる計らいで、松田の横断幕も掲げられていた。「さすがにそこまでは想像していなかったです」と話しながら、「実感が湧いてきましたね。水戸の一員になれたのかなと思ったので、嬉しかったです」と笑顔も浮かべる。もちろん観光するような時間はなかったものの、「代表の大会が茨城でやると聞いて、凄く嬉しい気持ちでしたし、サッカーはどこでやっても同じなので(笑)、水戸の街とかよく分かっていなかった中で、生活のところとかで茨城のことを知ることができたので、凄く良かったですね。街並みはバスで見ていました」とシーズン前に茨城を“体感”した様子。来月の始動に早くも想いを馳せている。

 所属チームには、しっかり“置き土産”を残してきている。今月10日と12日に開催された、プレミアリーグプレーオフ。東海2位で出場したデスマッチで、神村学園高(鹿児島)、尚志高(福島)と高校選手権でも上位進出が期待されている両チームを撃破し、来季からのプレミア復帰を勝ち獲った。

「クラブユースも僕たちはジュビロに負けて全国に行けなかったですし、プリンスも2位という形で終わって、何もタイトルを残せなくて、チーム全体が悔しい想いをした中で、最後にプレーオフがあって、プレミアに行けるチャンスがあるということで、ここでやり切るという強い想いを持っていましたし、しんどくても『後輩のために何とか上げてあげよう』という想いが強かったので、気持ちの部分に助けられたかなと思います。粘り強く戦えました」。6年間を過ごしたJFAアカデミーを飛び出し、水戸ホーリーホックの一員として、Jリーグの舞台に身を投じていく。

 隼風と書いて『はやて』と読む名前は、自身でも気に入っている。「隼風の最初の字は、“はやぶさ”じゃないですか。『はやぶさのように、速く』と言ったらアレですけど、トータルで『一番を獲れ』みたいな、そんな感じだと思います(笑)。本当にこの名前で良かったです」。誰もがこの名前を口にするような未来を迎えるためには、ここからの活躍が何より重要だ。

 水戸ホーリーホックの“新・はやぶさ”。松田の一番を獲るためのプロサッカーキャリアが、いよいよ幕を開ける。

(取材・文 土屋雅史)

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