ハリル監督との亀裂直らず…チェルシーMFツィエクがアフリカネーションズ杯のモロッコ代表落選

FWハキム・ツィエク(チェルシー)

　モロッコサッカー連盟は23日、来年1月に開幕するアフリカネーションズカップ(AFCON)のモロッコ代表メンバーを発表し、チェルシー所属のFWハキム・ツィエクが落選した。

　ツィエクは今年6月に行われた国際親善試合で代表から落選し、その後も招集外が続いていた。

　バヒド・ハリルホジッチ監督は6月の会見で「彼の行動はチームリーダーとしてポジティブなロールモデルでならなければならない代表選手の行動ではなかった」とし、「彼は遅れてきた上に働くことを拒否した。指導者としての答えはすぐそこにある。議論の余地はなかった」と理由を明かした。

　その上で詳細にも言及。「彼は怪我を口実にフレンドリーマッチを拒否した。メディカルスタッフは何度も検査を行い、彼はプレーできる状態にあると言った」と説明しつつ、「私にとってそういった行動は容認できるものではない。代表チームでズルをすることはできない。100%の状態でそこにいるか、もしくはそこにいないかだ。我慢できない」と糾弾していた。

　アフリカネーションズカップのメンバーにはGKヤシン・ブヌ(セビージャ)、DFアクラフ・ハキミ(パリSG)、MFアイメン・バルコク(フランクフルト)、FWユセフ・エン・ネシリ(セビージャ)、FWムニル・エル・ハダディ(セビージャ)が順当に選出。バルセロナ所属の20歳FWアブデ・アザルズリも初招集を果たしている。