駒澤大が逆転勝ちで7度目V!阪南大を接戦で下す
ゲキサカ / 2021年12月25日 18時58分
[12.25 インカレ決勝 阪南大2-3駒澤大 NACK5]
第70回全日本大学サッカー選手権(インカレ)の決勝が25日にNACK5スタジアム大宮で行われ、駒澤大(関東2)が阪南大(関西4)を3-2で下して、2006年以来となる7度目の優勝を飾った。
須佐徹太郎副顧問の“ラストゲーム”を初優勝で飾りたい阪南と、3連覇を達成した2006年以来となる7度目の優勝を狙う駒澤の激突。ともに一週間前の準決勝からスタメンを変えずに決戦に臨んだ。
序盤から互いに特長を出し合いながら戦った。先にスコアを動かしたのは阪南だった。前半13分、左サイドのCKの流れからMF江口稜馬(4年=野洲高)が入れ直したボールからGKが弾いて浮き球となってこぼれる。これをFW松原大芽(3年=作陽高)が左足ダイレクトボレーで蹴り込み、先制点が生まれた。
ただ先制点を奪われたことで駒澤のサッカーはより明確になる。左SBの桧山悠也(4年=市立船橋高)がどんどんとクロスを入れ、右サイドのMF中村一貴(4年=駒大高)も積極的な仕掛けからクロスで好機を演出する。そして前半36分、ロングパスで裏を取ったFW荒木駿太(4年=長崎総科大附高/鳥栖内定)のクロスからFW土信田悠生(4年=高川学園高/熊本内定)が頭で決めきり、スコアをタイに戻した。
しかし1-1で折り返した後半、駒澤に痛恨のミスが生まれる。3分、阪南は相手のクリアをMF藤原雅弥(4年=瀬戸内高)が右サイドの高い位置で拾うと、シュートコースをみつけて左足を一閃。するとこれをGK松本瞬(4年=前橋育英高)がパンチングミス。ボールはゴールラインを越えて勝ち越し点になった。
だが駒澤は引きずらなかった。後半13分、右サイドでCKを獲得すると、荒木のクロスをFW宮崎鴻(4年=前橋育英高/栃木内定)が頭で合わせる。1点目は荒木から土信田、2点目は荒木から宮崎。関東リーグで2桁得点を記録した自慢のトリオが、“大学ラストマッチ”でもしっかりと結果を残した。
そして勢いのまま、駒澤が試合をひっくり返す。後半28分、左サイドからDF小針宏太郎(2年=鹿島ユース)が上げたクロスがバウンドしながら土信田、宮崎を越えてファーサイドまで流れる。これに詰めたのはMF島崎翔輝(4年=国際学院高)。同15分から途中投入されていた4年生が大仕事を成し遂げた。
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