関東リーグ得点王FW土信田悠生がインカレでも得点王、深井コーチは「天性のゴール感覚」を絶賛
ゲキサカ / 2021年12月25日 22時25分
[12.25 インカレ決勝 阪南大2-3駒澤大 NACK5]
背番号10の得点がチームを勇気づけた。1点を先行されて迎えた前半36分、駒澤大(関東2)はMF江崎巧朗(4年=ルーテル学院高/熊本内定)が出したロングボールで裏を取ったMF荒木駿太(4年=長崎総科大附高/鳥栖内定)のクロスがFW土信田悠生(4年=高川学園高/熊本内定)の頭にピタリと合った。
準決勝の明治大戦でノーゴールに終わったことで公式戦の連発は7試合で止まっていたが、これで今大会4得点とし、大会得点王を決定づけた土信田は、「駿太からいいボールが上がってきて、GKの前で触れて上手く触れてよかった」とホッとした表情で振り返った。
得点能力が開眼した。背番号10を託された土信田は、今季の関東リーグで全22試合に出場。最終戦の筑波大戦では、得点王を争っていたFW森海渡の前で直接ゴール、逆転で得点王を獲得するゴールを決めた。そして今大会でも勢いは衰えず、得点のなかった準決勝の明治大戦でも2アシストを決めるなど、文句なしの活躍をみせた。
今年度より本格的にチームを指導する元Jリーガーの深井正樹コーチも素材の良さを絶賛。「天性のゴール感覚がある」と認めると、「目立って一人で何かを出来るわけではないが、きゅう覚がある。PA内でワンタッチでゴールを決められるところに行ければ、上でも活躍できると思います」と太鼓判を押した。
土信田自身は駒澤での4年間の積み重ねが結果として表れていると胸を張る。「自分的には覚醒した感覚はない。コツコツ積み上げてきたものが結果として表れたと思っています」。強さに上手さが加わった印象のストライカーは、これからも結果を導くために努力を怠らない。
(取材・文 児玉幸洋)●第70回全日本大学選手権(インカレ)特集
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