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新進気鋭の“街クラブ”FC LAVIDAが初の高円宮杯U-15決勝へ! 前回準V・鹿島つくばJYを大量4発で圧倒

ゲキサカ / 2021年12月26日 8時19分

 FC LAVIDAが前半を1-0で折り返すと、後半も攻勢を強める。後半10分には山口が右サイドからPA右に入り込み、左足シュート。2年生アタッカーが徐々に調子を上げていく。同11分には2枚替え。長と中村が下がり、FW鄭志錫(3年)とDF西村虎太朗(3年)を投入。2列目は左から本田、鄭、山口、1トップは西村が入った。

 FC LAVIDAは後半20分に追加点。左CKを甲斐田が右足で蹴ると、ニアサイドにボールがこぼれる。すかさず鄭が右足を蹴り込み、ゴールに突き刺した。同27分には3点目。甲斐田がPA手前からPA右にパス。受けた山口が左足シュートを放つと、綺麗な弧を描きながらゴール左隅に流し込んだ。

 3-0と点差を広げたFC LAVIDAは、後半32分にダメを押す。鈴木宏が中盤からPA手前までドリブルで運び、右足シュート。ブロックされるが、PAライン上にボールがこぼれたところを、西村が反応し、右足シュートでゴール左に決め切った。

 4点差に広げられた鹿島つくばJYだが、最後まで諦めない。終了間際には、田中の右サイドからのクロスを、伊丹が頭で合わせる。ドンピシャのヘディングシュートで、1点を返してみせた。

 しかし、反撃もここまで。FC LAVIDAが圧倒の4得点で、初の決勝進出を果たした。

 昨年に続く決勝進出とはならなかった鹿島つくばJY。根本裕一監督は「去年の雪辱を果たそうということで、ファイナルの舞台に戻ろうということで選手は頑張ってきた。本当に選手は頑張ってくれたので、もうやり切ったと思います」と選手たちをねぎらいつつ、「ラヴィーダさんは本当に一人ひとりがテクニックがあって、タフで、すごくいいチーム」と対戦相手も称えた。

 FC LAVIDAの村松明人監督は、「予想では、長いボールを入れてくるだろうと予測はしていたんですけど、ひさしぶりにそういうテイストのチームだった。ちょっと戸惑った感じがある」と序盤の難しさを明かす。「ディフェンスとボランチのところで、ずっと崩れずやり続けられたところで、結局前目の仕事ができたのかなと思います」と語った。

 FC LAVIDAは初の決勝で前回王者・鳥栖U-15と対戦。初出場となった昨年は、鳥栖U-15と準々決勝で対戦し、0-0の末にPK戦で敗戦している。村松監督は「鳥栖はきょう見たんですけど、形も変わっていますし、注意しなきゃいけない選手もいる」とすでに気持ちを切り替えており、「今までと変わりなく、相手の良さを消す、自分たちの良さを出すというところを、継続してやっていきたい」と意気込みを口にした。

(取材・文 石川祐介)●高円宮杯第33回全日本U-15選手権特集ページ

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