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一度は大手企業に就職も…「私の心の奥底から出てきた結論でした」早稲田大前主将DF杉山耕二がJ2岡山に電撃加入!!

ゲキサカ / 2021年12月26日 15時45分

早稲田大前主将DF杉山耕二

 ファジアーノ岡山は26日、来季から東京ユナイテッドFC所属のDF杉山耕二(23)が加入することが決まったと発表した。杉山は早稲田大卒業後、大手インフラ企業に就職。一度はサッカーから離れる選択をしていたものの、来季から再びサッカー選手として歩んでいく決断をした。

 三菱養和SCユース出身の杉山は早稲田大の前主将。4年時の昨季は主力センターバックとして、総理大臣杯と全日本大学選手権の代替大会となった『#atarimaeni CUP』で4強入りに導いていた。卒業後は第一線での競技生活から退き、大手インフラ企業に就職したが、再びプロサッカー選手を目指すことを決断。東京Uでプレーする傍ら、愛媛FCの練習生としてエリートリーグにも出場していた。

 杉山は岡山を通じて、プロ入りを決断した経緯を明かしている。

「このたび、ファジアーノ岡山へ加入することとなりました杉山耕二と申します。まずはこの場を借りて、これまで私を支えてきてくださった全ての方々に感謝申し上げます。私に多くのお金と時間、愛情と情熱を注ぎ、支えてくださった全ての方々、本当にありがとうございます。

 ここまでに至る経緯について、簡単に話をさせてください。

 私は大学卒業後、競技サッカーの第一線から離れる決断をして、一般企業に就職しました。約4カ月間、企業人として働く中で、理想と現実の乖離を感じ、サッカーを失ったことでの虚無感から、これから先の未来を鮮明に描けなくなりました。就職活動で散々考えたはずの自分自身の人生を、一度立ち止まり、考え直すことが必要だと考え、そこから、家族、大学時代の恩師、就職活動中にお世話になった方々、社会人の先輩、小中高の親しい友人、大学同期…多くの方々に話をして、話を聞きました。その中で『自分自身に納得して人生を歩むこと』『今この瞬間に一番本気になれることに情熱を注ぎ、没頭すること』、すなわち、もう一度プロサッカー選手を目指し、プロサッカー選手として挑戦することが、私の心の奥底から出てきた結論でした。

 そこからは東京ユナイテッドという素晴らしいクラブに加入し、半年以上のブランクを埋めるために一日一日のトレーニングを全身全霊で取り組みました。その中で、多くの方々にご縁を繋いでいただき、ファジアーノ岡山への練習参加の機会を得て、今回の加入に至りました。

 企業人からプロサッカー選手へ。もしかしたら聞こえがいいかもしれません。しかし、この決断をするにあたり、多くの方々を裏切り、ご迷惑もおかけしました。また、自分が一度決めた企業人として歩むはずだった道を道半ばで辞めることに対して、自分の考えが甘いのではないか、逃げなのではないか、様々な葛藤もありました。

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