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[MOM3709]八千代GK平尾涼介(2年)_次は自分が支える番。敗退目前から連続PKセーブ!

ゲキサカ / 2021年12月26日 20時38分

PK戦6人目、八千代高GK平尾涼介が右へ跳んでストップ

[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[12.26 YOKOYAMA MEMORIAL CUP準々決勝 韮崎高 0-0(PK4-5)八千代高 鈴屋旅館グラウンド2]

 ゴールを破られれば敗退が決まるPK戦5人目、GK平尾涼介(2年=チームスポルトやちよ出身)が八千代高を救った。相手のキックを読み切って左へ跳んだ平尾は見事にキャッチ。「PK得意なんですけれども、ブッフォンはPKキャッチしていたので。憧れました」という元イタリア代表GKジャンルイジ・ブッフォンのようなプレーで流れを変えた。

 迎えた6人目も「打つ前に駆け引きしてその勢いで跳んだ」という跳躍からビッグセーブ。右へ跳んでボールをはじき出して拳を振り上げると、直後にFW山市晴喜(2年)が決めて準決勝進出が決まった。

 平尾は「チームに貢献できたのは嬉しいです」と会心の表情。「去年、自分が選手権とか出た時は先輩とかに引っ張ってもらうことが多かったので、今年(22年)は自分がチームを引っ張って目標の『常勝』に繋げられるようにしていきたい」と語るGKがチームを勝たせた。

 シュートストップや1対1を得意とする平尾は、下級生時から伝統校・八千代のゴールを守る守護神。だが、これまでのプレーについては「未熟だった」と振り返る。結果・内容とも満足はしていない。高校ラストイヤーは守備範囲やビルドアップの精度を向上させ、より攻守でチームを支えられるGK、勝たせられるGKにならなければならない。

 この日は2試合無失点。チームの4強入りに貢献した平尾は「このあとも無失点のまま優勝を目指していきます」。先輩に助けられながら経験を重ねてきた守護神が、伝統校・八千代の新チームにタイトルをもたらす。

(取材・文 吉田太郎)▼関連リンク
全国ユース招待サッカー大会~YOKOYAMA MEMORIAL CUP2021~ 大会特設ページ

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