[MOM3716]尚志GK布川陽大(2年)_“鬼門”のPK戦突破。交代出場GKが2本ストップ!
ゲキサカ / 2021年12月29日 15時27分
[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[12.29 選手権1回戦 尚志高 0-0(PK4-3)瀬戸内高 柏の葉]
“PKキーパー”が見事に役割を果たした。0-0の後半40分、尚志高は無失点を続けていたGK鮎澤太陽(2年)に代えてGK布川陽大(2年)を投入する。約3分間のアディショナルタイムでもスコアは動かず、PK戦へ突入。そこで布川が2本を止める大活躍を見せた。
尚志にとってPK戦は“鬼門”になっていた。日本一が期待された8月のインターハイは、日章学園高(宮崎)に0-0からのPK戦で敗れて初戦敗退。12月のプレミアリーグプレーオフも勝てばプレミアリーグ復帰が決まるJFAアカデミー福島U-18(静岡)戦で0-0からのPK戦の末に敗れている。
加えて、選手権も18年度、19年度大会で2年連続PK戦で敗退。今回のPK戦、仲村浩二監督は直視することができなかったという。だが、プレミアリーグプレーオフで期待に応えられなかった布川が、「今回こそ」の思いを表現した。1人目、瀬戸内高エースFW佐野竜眞(3年)のシュートを右へ跳んでビッグセーブ。味方の4人目が止められてしまったが、相手5人目・FW梁俊虎主将(3年)のシュートを左へ跳んで再びストップした。
弾いたボールがゴール方向に向かったが、ギリギリでキャッチ。2つのビッグセーブによって尚志にとっての悪いイメージも払拭した。仲村監督は「練習中に一番止めていたGKだったので信用していました」と起用理由について説明し、「彼が『2本止めれば勝てる』と言っていた。2本止めてくれたので良かった」と微笑んでいた。
布川は小学校4年生からGK。だが、以前は「PKは向いていなくて」、先発してもPK戦直前に交代する側だったという。それでも、コースへのPKを止める練習などを重ねて上達。キッカーの表情や助走を観察して予測の精度を高めてきた。そしてこの日、約半月前の敗戦にリベンジ。今大会、再びPK戦となっても自分が止める。
(取材・文 吉田太郎)
●【特設】高校選手権2021
▶高校サッカー選手権 全試合ライブ&ダイジェスト配信はこちら
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
[NBチャンピオンシップU-16] 「同年代には負けちゃいけない」。高速ドリブラーのMF田島雅義ら奮闘の大成、プレミア勢3校などを破って3位に
ゲキサカ / 2024年9月17日 17時17分
-
[MOM4831]上越GK竹花凛空(1年)_ “5番手”から這い上がってきたGK。NBC U-16準決勝に続き、決勝でもPK戦の主役に!
ゲキサカ / 2024年9月17日 10時3分
-
[NBチャンピオンシップU-16]尚志がPK戦で横浜創英を下し、準々決勝進出!来年、再来年の飛躍のために“全国大会級のU-16大会”で自信を掴む
ゲキサカ / 2024年9月16日 10時39分
-
[MOM4828]尚志GK古川昌和(1年)_試合中から迫力を重視し、PK戦で1本ストップ。目標は「父超え」
ゲキサカ / 2024年9月15日 16時34分
-
[関東ROOKIE LEAGUE]新たな歴史を切り拓いた東海大高輪台。プレーオフはドローで敗退も、Cリーグ初優勝、Bリーグ初昇格!
ゲキサカ / 2024年9月10日 1時13分
ランキング
-
1記録ずくめの大谷翔平が「タッチの差」で唯一逃した大記録 3発、6安打、10打点で「51―51」も
スポーツ報知 / 2024年9月20日 14時49分
-
2「野球史上最高の日だ!」大谷翔平が「50-50」の歴史的偉業を達成するまでの軌跡
日刊SPA! / 2024年9月20日 15時48分
-
3元大関・貴景勝が現役引退を発表 年寄・湊川を襲名 大関在位30場所 首など度重なるけがに泣く…21日に会見
スポーツ報知 / 2024年9月20日 18時29分
-
4《破局後に即ブロック》バレー女子日本代表監督・眞鍋政義氏、不倫相手に「チームの内部情報」を漏洩か「あいつはあれと付き合ってんねん」 本人は不倫を否定
NEWSポストセブン / 2024年9月20日 16時21分
-
5【阪神】岡田彰布監督、西勇輝KOにガックリ「3回で終わりや、もう」 逆転V遠のく悪夢の投壊…一問一答
スポーツ報知 / 2024年9月20日 22時7分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください