敵将「プレー一つで会場の雰囲気がガラッと変わる」。尚志の“怪物”CBチェイス・アンリがまず1勝
ゲキサカ / 2021年12月29日 16時44分
[12.29 選手権1回戦 尚志高 0-0(PK4-3)瀬戸内高 柏の葉]
第100回選手権の最注目DFが、初戦で早くも会場をどよめかせた。尚志高のU-22日本代表CBチェイス・アンリ(3年)は1年時以来となる選手権出場。序盤から声でDFラインをコントロールしていたアンリは、前から来るボールやCKを一本一本確実に跳ね返していた。
前半は縦パスが相手に引っかかってしまったシーンもあったが、得意の右足でギャップへの好パスも。また、前後半ともに絶妙なサイドチェンジを披露していた。紙一重のオフサイドになっていたボールがあったり、CKからのドンピシャヘッドを枠外へ外したりしたため、本人は反省。それでも、的確かつ力強いインターセプトや奪ったあとの正確な繋ぎなど随所で違いを見せつけていた。
特に後半にはスペースへ抜け出してきたFWからボールをもぎ取り、さらに奪い返しに来た相手を1人、2人とかわす凄みあるプレー。他にも、瀬戸内高の中でもフィジカルベースの高いFW佐野竜眞(3年)をねじ伏せるような守りを見せるなど存在感ある80分間だった。
瀬戸内は技術力の高さと配球で対抗し、優勢な時間帯もあったが要所をアンリに封じられるなど無得点。田中健二郎監督は対戦した注目DFについて、「トップトップの選手だと確認できました。プレー一つで会場の雰囲気がガラッと変わる、タレント性のある素晴らしい選手だと思いました」と称賛していた。
アンリは「3年になって本当に最後だと思ったし、ここで勝ち切らないといけないと思ったので勝てたのは良かった」。1年時の選手権、今年のインターハイともにPK戦敗退。12月のプレミアリーグプレーオフもPK戦で敗れていただけにホッとした表情を見せていた。
大きな注目を浴びて迎えたインターハイは「マジ情けない」という初戦敗退。第100回選手権の主役候補、“怪物CB”アンリは5歳年上のU-22日本代表で活躍したこともあり、夏以上に多くの人々から関心を寄せられている。今回も苦しい初戦となったが、仲間たちと乗り越えて2回戦へ。「ここで勝てて自信になりますし、次の一戦に良い形になるかなと思います」というアンリは、まだまだ自分と尚志の力を示して目標の全国制覇まで一戦一戦勝ち続ける。
(取材・文 吉田太郎)
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