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専大北上はシーソーゲーム落とし初戦で涙…「総合的に上げないと全国では通用しない」

ゲキサカ / 2021年12月29日 22時20分

専大北上は初戦敗退(写真協力『高校サッカー年鑑』)

[12.29 選手権1回戦 専大北上 2-4 奈良育英 味フィ西]

 初出場だった2年前は突破していた1回戦だったが、今年度は壁として立ちはだかった。試合を1度ひっくり返した専修大北上高(岩手)は、再逆転を許して初戦で姿を消すことになった。

 専大北上もまた、夏の屈辱をバネに冬の舞台にやってきていた。19年大会に続くインターハイ出場だったが、初戦で強豪の前橋育英と激突。1-7と大敗した。目の当たりにしたのは、今まで感じたことのスピード感。基準を上げて練習から強度を高めてきた。

 しかし全国大会の勝利は遠かった。小原昭弘監督は「フィジカルや判断の部分、技術も総合的に上げないと全国では通用しないなと感じました」と反省。主将MF吉武皇雅(3年)は「岩手では味わえない空気感、後輩たちにはいい経験になったと思うので、この経験を活かしてほしいです」と言葉を絞り出し、後輩たちに夢の続きを託した。
 
(取材・文 児玉幸洋)
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