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王者・山梨学院が初戦で散る…佐賀東の速攻2発炸裂!過去最高タイ3回戦進出「耐え忍んでの勝利」

ゲキサカ / 2021年12月31日 18時44分

 後半は風上となった佐賀東が仁田尾や溝口のシュートで攻め込むものの、再び流れは山梨学院へ。それでも同21分、小島のポストプレーから茂木が強烈なシュートを放つも、佐賀東DF坂本空雅(3年)がスーパーブロック。同28分には左サイドから山口がクロスを送ったが、GK松雪翔吾(2年)にパンチングで処理された。なかなかゴールを奪えない山梨学院は同34分、長島に代わって強烈なロングスローを持つDF海野諒太(3年)を投入。パワープレーで最後の猛攻を仕掛けにいった。

 それでも後半38分、次にスコアを動かしたのも佐賀東だった。防戦一方となっていた中、中盤でボールを受けた吉田が左サイドにロングフィードを展開し、途中出場のFW宮川昇太(1年)が縦へと鋭い突破。深くえぐって右足アウトサイドでグラウンダークロスを送ると、最後は溝口がワンタッチで押し込んだ。これで勝負あり。山梨学院は最後の最後まで海野のロングスローなどでゴールに迫ったが、そのままタイムアップ。前回王者が初戦で姿を消すことになった。

 試合後、山梨学院の長谷川大監督は「非常に残念な結果。自分の力不足。選手を勝たせてあげられなかったのは自分の責任」と厳しい表情。「いろいろ考えて臨んではいるが、相手に引き込まれてしまった。引き込まれてカウンターということを考えられ、それでやられた。前半開始3分で自分たちの陣地での不用意なパスをカットされ、決められたのが痛かった」と敗因を述べた。

 一方、佐賀東の蒲原晶昭監督は「ゴール前の守備は全国大会用でトレーニングしてきたので、最後はシュートを打たせないところでうまくいった」と課題だった守備に手応え。「80分のほとんど粘って守備する時間帯も多かったが、なんとか耐え忍んだ。先制点が早くて気持ちも楽になったと思うが、耐え忍んでの勝利だと思っている」と勝因を振り返った。

 佐賀東は2016年度の過去最高成績に並ぶ3回戦に進出。次は史上初のベスト8入りをかけ、同じ九州勢の大津と対戦する。蒲原監督は「今日以上に相手の攻撃がスピーディーで、迫力ある可能性もある。そういう相手との守備の確認をしたい」と警戒しつつも、「またうちも攻撃は自信があるので、選手たちに自信を持ってやらせようと思っている。きちっと守備をしながらも得点チャンスをモノにしてベスト8に進出したい」と意気込んだ。

(取材・文 竹内達也)
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