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“連続サプライズ”狙った近大和歌山の前に静岡学園が立ちはだかる。後半に攻勢強め、1-0で3回戦進出!

ゲキサカ / 2021年12月31日 20時38分

 これで攻勢をさらに強めた静岡学園は14分、高橋のクロスから松永がヘッド。19分には、怪我から復帰したインターハイ得点ランク3位(4得点)のFW持山匡佑(3年)を送り出し、攻撃に高さと決定力を加える。

 持山が前線でボールを収め、幅を使いながら攻め続ける静岡学園は26分、磐田内定MF古川陽介(3年)が左サイドから切り返しを交えたドリブルで縦へ持ち出し、クロスを警戒する相手の意表を突いたグラウンダーのラストパス。中央でコントロールした小泉がターンしながら右足シュートをファーへ打ち込んで先制した。

 近大和歌山にとって1失点は想定内。だが、この日は1点を奪うことができなかった。静岡学園は、北九州内定CB伊東進之輔(3年)が相手FWの前でボールをつついてインターセプト。また、38分にはPAでこぼれ球を狙われたが、CB三宅優翔(3年)がブロックし、40分には技巧派ドリブラーの古川が身体を投げ出してタックルを決めた。

 また、終盤は畑下のロングスローを2本、3本と受ける形となったが、川口監督が「一人競ったあと、こぼれ球狙うとか今年の課題だったので、みんなで意識を共有して守れたことは今後の自信に繋がってくるのかなと思います」という守備で後半は被シュートゼロ。個々が守りの意識も高く戦った静岡学園が、1-0で勝利した。

 2年前の選手権優勝を登録メンバーの一人として経験している小泉は、「今年もその雰囲気に近づいていると思うし、今年は勝負強いところが持ち味なので、それも似ているのかなと思います」。今年、静岡学園は同校初となる静岡のトーナメント戦3冠。プリンスリーグ東海、県1部リーグ、東海総体も制すなど、例年以上に勝負強いチームだ。その勝負強さとタレント力を発揮し、苦しみながらも難敵を突破。2年前に“似ている”静学が、目標の全国制覇へまた一歩前進した。

(取材・文 吉田太郎)
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