“台本通り”のセットプレーに自信のPK戦勝利。地道な準備を積み重ねた桐光学園が帝京大可児を破って3回戦進出!
ゲキサカ / 2021年12月31日 21時55分
[12.31 選手権2回戦 帝京大可児高 1-1(PK6-7) 桐光学園高 等々力]
耐えてきた流れの中で先制点を許したものの、選手も指揮官も冷静さを失ってはいなかった。日頃から積み重ねてきたトレーニングは、嘘をつかないことを知っていたからだ。結果、“台本通り”のセットプレーと自信のPK戦で、粘り強く勝利を手繰り寄せる。
「厳しい試合でした。選手たちが辛抱強く戦ってくれて、先に点は獲られましたけれど、追い付き、追い越そうとするメンタリティが見えたので、PK戦とはいえ、非常に良い勝ち方だったんじゃないかなと思います」(桐光学園高・鈴木勝大監督)
第100回全国高校サッカー選手権は31日に2回戦を開催した。等々力陸上競技場の第1試合では、帝京大可児高(岐阜)が後半21分にFW松永悠碁(3年)の技ありヘッドで先制したものの、桐光学園高(神奈川)も31分にはスローインのトリックプレーから、DF川角歓紀(3年)が同点弾を挙げると、迎えたPK戦では相手7人目のキックをGK吉田優翔(3年)が力強くストップ。次のラウンドへと勝ち上がった。1月2日の3回戦では帝京長岡高(新潟)と対戦する。
前半は桐光学園が、帝京大可児の流麗なアタックをうまく封じ込める。「相手のキープレーヤーは、8番(MF鈴木淳之介・3年)と10番(MF三品直哉・3年)で、8番に関してはスルーパスも推進力もあって、そこはダブルボランチの豊田(怜央)と僕でうまく相手のコースを消しながら、プレスを掛けていこうという話をしていて、10番に関しては左サイドバックの寺内(倖大)が縦と中ぐらいの切り方で、自分が横から蓋をするという形で守ろうという話をしていました」と語ったのは、桐光学園のドイスボランチに入ったMF山市秀翔(3年)。狙いどころをきっちりと絞り、守備のリズムを巧みに作り上げていく。
「立ち上がりの部分で少しセーフティにやりながら、相手の出方を観察するという部分はあったのですが、その時間が長くなってしまって、ボールを落ち着かせることができなかったですね」とは帝京大可児の仲井正剛監督。それでも前半31分には裏に抜け出した松永が、36分には右から三品、松永と繋いだボールをMF宮内俊輔(3年)が、それぞれ枠内シュートを打ち込むも、どちらも吉田がファインセーブで回避。前半は0-0で推移する。
ハーフタイムを挟むと、先に決定機を作ったのは桐光学園。後半6分。FW三原快斗(3年)のパスから、左サイドを抜け出したMF田中英泰(3年)がフィニッシュまで持ち込むも、ここは帝京大可児のGK原幸大(3年)がきっちり凌ぐ。
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