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[MOM3741]桐光学園GK吉田優翔(3年)_チームメイトが寄せる絶対的な信頼。お待たせしすぎた守護神が7人目でPKストップ!

ゲキサカ / 2021年12月31日 22時48分

 右手1本でボールを掻き出すと、小雪舞う天に向かって吠える。直後に桐光学園7人目のMF豊田怜央(2年)が蹴ったキックがゴールネットを揺らすと、水色の選手たちは一目散に守護神の元へ走り出す。チームメイトと作った歓喜の輪の中で、吉田は涙をこらえることができなかった。

 冒頭でやや厳しめのコメントを紹介した鈴木監督だが、話はこう続いていた。「彼の反応の良さの部分も、PKに限らず、ゲームの中で今日も何回かシュートストップした場面があると思いますし、彼もプロに行けるポテンシャルを持っていると思うので、そういう部分も含めて次戦以降も期待したいです」。あえて言うまでもなく、その言葉は大きな期待の裏返し。誰よりも吉田の能力は、指揮官がよく把握している。

 次の試合への意気込みを問われると、「今回の試合でも決められるところを決められていなかったので、そこはフィールドに任せて、ゴールを決めてもらって、自分は絶対に無失点で終えることを目標にして、絶対に勝ちたいと思います」と力強い答えが返ってきた。

 優翔と書いて“しゅうと”と読む名前は、ある意味で生まれた時からサッカーの世界へ身を投じることを運命付けられていたのは、間違いない。向かってくる“シュート”はすべて止める。吉田が繰り出すビッグセーブが、チームをさらなる高みに連れていく。

(取材・文 土屋雅史)
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