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クールで熱いセンターバックの福田師王封じ。帝京長岡DF桑原航太が1年ぶりの全国で得た確かな手応え

ゲキサカ / 2022年1月1日 18時41分

「失点に全員が焦ってしまって、すぐ試合を始めてしまって、そのまま相手の流れで押されているというのがプレミアプレーオフだったんですけど、そこからしっかりみんなで話し合った結果、やっぱり『みんなでちゃんと集まって、やることをちゃんと決めてからまたセットしてやろう』というのは決めていたので、今日も失点してから円陣をもう1回組んだ時は『これはやられる感じはしないな』と思いました」(桑原)。

 同じ失敗は繰り返せない。この日も2度あった2点リードの状況にも、2週間前の経験を十二分に生かした帝京長岡の選手たちは、最適解を見つけようとチームが一致団結。古沢徹監督も「選手たちがプレミアプレーオフのように連続失点しないというところを良く意識して入ってくれたので、落ち着いてゲームが進められたかなと思います」と言及。苦い経験は、大一番で確実に生かされていた。

 元々は東京ヴェルディのジュニアユース出身。ユースには昇格できず、進路を考えていた時に、選手権で華麗なスタイルを披露している帝京長岡の姿を見て、練習に参加。「ここなら同じサッカーができて面白そうだし、人間的にも成長できるかなと思って」雪深い新潟の地へとやってきた。

 春先に話していた言葉が印象深い。「個人としての目標はチームを引っ張るということで、チームとしては『去年を超える』というのをずっとベースでやっているので、去年を超えるためにこれから何ができるかというのが大事になってくると思います」。

 積み重ねてきたこの1年間の集大成。自分も、チームも『去年を超える』。桑原にとって2度目となる冬の全国が、確かな自信を伴って幕を上げている。

(取材・文 土屋雅史)
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