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[MOM3753]青森山田DF丸山大和(3年)_緑の鬼神が纏った絶対的な自信。相手エースを抑え込み、ゴールまで奪う獅子奮迅の働き

ゲキサカ / 2022年1月3日 8時51分

 青森山田に入学してからの2年間は、苦しい時間だったという。昨年度の選手権は30人の登録メンバーには入っていたものの、試合出場はなし。山梨学院高(山梨)に優勝をさらわれる姿を目にしても、ピッチに立てない状況に、どこか実感を持ち切れないでいた。春先の目標はレギュラー定着。周囲からの要求に応え切れず、悔しい想いを抱えたことも一度や二度ではない。

 だが、経験は人を変える。青森山田のセンターバックとして、かつての自分のように試合出場が叶わないチームメイトの想いも背負い、シーズンを通して戦い続けていくことで、炎のようなオーラを纏っていく。

 キャプテンの松木も「率先して声を出しながら、ヘディングでもファーストディフェンスでも勝ってくれていて、自ずとチームの雰囲気も良くなってきますし、『今日は良かった』とかじゃなくて、新チームが始まってから常に成長してきているセンターバックの2人がいるので、そこは頼もしいです」ときっぱり。今やDF三輪椋平(3年)と組むコンビは、世代屈指のセンターバックデュオと言っても差し支えないだろう。

 昨年の3月。レギュラーを掴みかけていた頃に話していた言葉が思い出される。「自分はピッチで戦っていなかったですけど、それでも山田の一員として試合を見ていて、決勝でああいう負け方をしたのは悔しいですし、来年は自分があのピッチで活躍して、優勝できるように頑張りたいと思います」。

 そこに立つと宣言した全国の頂が、おそらくは丸山にもおぼろげながら、いよいよ見え始めている。

(取材・文 土屋雅史)
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