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Cチームから這い上がった3年生。東山FW芦谷斗亜は“魔法のくすり”を処方するストライカー

ゲキサカ / 2022年1月3日 18時15分

 無我夢中で蹴り込んだボールが、ゴールネットを確実に揺らす。実は阪田のシュートはDFをかすめ、ポストに跳ね返った軌道が、再びGKに当たってから芦谷の足元へこぼれてきている。まさに強い想いが呼び込んだ、執念の1点。自身の大会初シュートが、そのまま大会初ゴール。重ねてきた努力は、裏切らなかった。

「ゴールを決めた時はBチーム、Cチームの選手の想いを感じて、僕が試合に出ていたので、とても嬉しかったですし、ゴールを決めた後に『ナイスシュート!』という声がスタンドから聞こえてきて、『また次の試合も絶対決めたいな』と思いました」。芦谷の努力を間近で見てきたチームメイトは、ピッチでも、スタンドでも、みんなが笑顔。愛される性格がそのシーンからも伝わってくる。

 次の相手は青森山田高(青森)。4か月前に対戦したインターハイでは、メンバーにすら入っていなかった男にとって、おそらくは今までのキャリアの中でも最大の難敵だ。「夏は京都から応援していたんですけど、押し込まれる時間が続く中で、前でも時間を作っていかないといけないので、次は周りのために時間を作って、攻撃の基点を作れればいいなと思っています」。未知なる相手に心は躍る。

“魔法のくすり”を処方するストライカー。大一番となる準々決勝でも、芦谷のゴールをみんなが待ち侘びている。

(取材・文 土屋雅史)
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