“まあまあ上手い”からより結果を。東海大福岡の新エース候補、MF久保敬太「強い東海を取り戻したい」
ゲキサカ / 2022年1月4日 0時16分
「新人戦とインターハイと選手権全部獲って、また強い東海を取り戻したいです」。東海大福岡高(福岡)MF久保敬太(2年=サンフレッチェ広島ジュニアユース出身)が「強い東海復活」を22年の目標に掲げた。
久保は1年時からAチームでプレー。レノファ山口FC内定のCB上本銀太(3年)ら数々のプロサッカー選手を育成している平清孝総監督が「技術的に高い。運動量もある」と評するMFは新チームのエース候補だ。
昨秋の選手権予選は2年連続となる準々決勝敗退。この敗戦をきっかけにスイッチが入っているようだ。「一昨年も去年もベスト8で負けて、どっちも最後までピッチ立っていたんですけれども、全然活躍できていなくて、来年は自分が全国へ連れて行くという気持ちで意識変えてやっています」。筋トレに毎日取り組むようになり、食事量も増加。危機感を持って新シーズンへの準備を始めている。
トレーニングでもより、こだわるようになったという。「(昨年は)練習の細かいところでやり切れていない部分が試合に出たって強く感じたので、普段の練習から手を抜かずに最後まで細かいところを一個一個減らして行って、負ける要素を減らしていきたい」。新チームは「サッカー好きだし、マジメに練習をする」という世代。GK椛島史隆(2年)らとともにそのチームの先頭に立って「強い東海」を取り戻す。
久保は広島ジュニアユースで特にボールを扱う力や状況判断する力をレベルアップ。東海大福岡の2年間では「まだまだ足りない。中途半端に上手いくらい」と自己評価するが、昨年から自発的に声を出すようになるなど課題や強みの技術力と判断力を強化させてきた。
「(ボランチやシャドーのポジションで)ボール受けて良いところへスルーパス出したり、敵かわしてリズムをつくったりするところを見てもらいたいです。もっとチームを勝たせれたり、決定的なスルーパスとか出して勝たせられる選手になりたいです」と誓う。
先輩DF上本のプロ入りや中学時代のチームメート、また広島県トレセンで一緒にプレーした瀬戸内高MF江川楓(2年、U-17日本高校選抜)の活躍は刺激に。「負けていられない」と意気込む久保が22年に東海のエースとして福岡を制し、より注目されるステージで活躍する。
(取材・文 吉田太郎)
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