[NEW BALANCE CUP]強豪対決の準決勝、終盤突き放した昌平が日章学園に3-0勝利!
ゲキサカ / 2022年1月6日 12時14分
[1.6 NEW BALANCE CUP準決勝 日章学園高 0-3 昌平高 時之栖裾野A]
“裏選手権”こと「NEW BALANCE CUP 2022 IN TOKINOSUMIKA」は6日午前、準決勝を行い、日章学園高(宮崎)対昌平高(埼玉)戦は昌平が3-0で勝った。
21年インターハイ16強でプリンスリーグ九州勢の日章学園と、プリンスリーグ関東所属で3人のJリーガーを輩出した昌平。ともに優勝候補に挙げられた選手権予選で敗退し、新チームのスタートを切っている強豪同士の戦いは昌平が制した。
立ち上がり、準々決勝で市立船橋高(千葉)に3-0で快勝している昌平が勢いそのままに先制点を奪う。前半2分、敵陣での奪い返しから、右SB田中瞭生(1年)が対角のファインショットを決めて1-0。その後もMF土谷飛雅(1年)やMF長準喜(1年)の配球から次々と仕掛け、シュートシーンを増やしていく。
一方、準々決勝で京都橘高(京都)に勝利して勝ち上がってきた日章学園も果敢なプレッシングとMF石田誠二(2年)やFW松下貴要(2年)を絡めたパスワークで対抗。徐々に押し返すと、右SB藏屋明徹(2年)のスピードを活かした崩しでチャンスを作り出した。
だが、CB津久井圭佑(2年)中心に安定した守りに支えられた昌平も重心を下げずに前へ。FW鄭志錫(中3)の好守がチャンスに繋がったほか、32分にはMF西嶋大翔(1年)のスルーパスで抜け出したMF上野旭陽(2年)がループシュートを放つ。だが、これはカバーした日章学園CB工藤珠凜主将(2年)がスーパークリアで切り抜け、1点差で前半を折り返した。
後半9分、日章学園はカウンターから藏屋がクロスを上げ、FW田上遼馬(1年)が決定的なヘッド。だが、その後は昌平が主導権を握り、攻め続ける。17分には個人技で打開した上野がPKを獲得。これは決め切れなかったが、30分、左クロスをファーサイドで受けた上野が折り返し、長が追加点を奪う。さらにアディショナルタイムにもFW小田晄平(1年)のスルーパスからMF篠田翼(2年)が決め、帝京高(東京)との決勝進出を果たした。
(取材・文 吉田太郎)
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