青森山田が圧巻の強さ!4-0で“3冠”達成!
ゲキサカ / 2022年1月11日 8時13分
だが、主導権を離さない青森山田は34分にも宇野の強烈な右足ミドルが大津ゴールを襲う。そして37分、青森山田が本数を増やしていたセットプレーから先制点を奪取。藤森の左CKから、マークを振り切ってニアへ飛び込んだ丸山がヘディングシュートを突き刺した。
丸山はインターハイ決勝での2ゴールに続く決勝での殊勲弾。対する大津は40分、守備面で奮闘していた日高に代えて左SH田原瑠衣(2年)を投入し、川口を右サイドへ移した。だが、相手の反撃前に青森山田が畳み掛ける。41分、田澤が左サイドから仕掛けてラストパス。これを名須川がスライディングシュートで決めて2-0と突き放した。
大津は後半2分にGK佐藤が名須川の至近距離からのシュートをビッグセーブ。攻撃面でも森田中心に相手を見ながらボールを動かし、セットプレーの数を増やす。だが、青森山田はシュートを打たせないことを徹底する。逆に10分、青森山田は左ロングスローのクリアを藤森が頭で繋ぎ、最後は松木が頭でプッシュ。リードを3点へ広げた。
青森山田はその後も左サイド中心の攻撃からゴール前のシーンを量産。我慢強く凌ぐ大津は24分、川口に代えてFW高畑涼(3年)、31分には和田をDF坂田東梧(3年)へスイッチする。田原がドリブルでDFを外してラストパスを入れるなど諦めずに1点を目指すが、シュートまで持ち込むことができない。
青森山田は33分、宇野の展開から小野がクロス。これをGK前に飛び込んだ渡邊が頭で合わせて4-0とした。青森山田は39分、名須川と田澤に代えてMF本田真斗(3年)とFW小湊絆(2年)を投入。42分には藤森とMF田中栄勢(3年)、44分に中山とDF大戸太陽(3年)を入れ替えた。
青森山田は大津とのプレミアリーグ勢対決で圧巻の4-0、被シュートゼロ。「現代の常勝軍団」青森山田が第100回選手権で高校最強を証明し、頂点に輝いた。
(取材・文 吉田太郎)
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