「九州はひとつ!」小嶺さん、関東一の思いを背負った大津「その分も自分たちが戦おう」
ゲキサカ / 2022年1月10日 23時9分
[1.10 選手権決勝 大津高 0-4 青森山田高 国立]
“公立の雄”大津高(熊本)は様々な思いを背負って決勝に臨んだ。
2回戦で東福岡高(福岡)、3回戦で佐賀東高(佐賀)と連続で九州勢を撃破した大津。準決勝の前日には、九州の高校サッカーの発展に大きく貢献した名将、長崎総合科学大附高監督の小嶺忠敏さんが死去した。試合前には黙とうが捧げられ、両チームの選手は喪章を巻いてプレーした。
スタンドには「九州はひとつ!」という横断幕が掲げられた。平岡和徳総監督の自筆。試合後、山城朋大監督監督はその経緯に言及した。
「九州でやっているチームとは日頃から練習試合をしたり、いろんな形で切磋琢磨しながら、1年間通してお互いに成長している。決勝に臨むにあたってはいろんな先生から連絡をいただいていて、『九州はひとつ』と改めて実感する機会になった。そういった感謝の思いも含めて、平岡総監督に書いていただいたものです」
さらに、国立切符を掴みながらも不戦敗となった関東一高(東京B)の無念も背負った。準決勝の前夜、関東一の選手2人に新型コロナウイルスの陽性反応が認められ、出場辞退が発表された。熊本県勢初の決勝進出は、予期せぬ形で決まった。
試合前には、関東一の校名が入ったチームタオルを掲げた。「試合できずに終わってしまうのは、関東第一さんは悔しかったと思う。その分も自分たちが戦おうということをカタチで示すために、タオルを試合前に持とうという話になりました」。主将のMF森田大智(3年)はそう明かした。
様々な思いを背負って戦ったが、青森山田の圧倒的な強さに屈した。「今日は完全に相手のゲームだった」と受け止めた山城監督は「最後まで走り抜いて準優勝を勝ち取ってくれた選手たちを誇りに思います」とチームをねぎらった。
(取材・文 佐藤亜希子)
●【特設】高校選手権2021
▶高校サッカー選手権 全試合ライブ&ダイジェスト配信はこちら
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
[国スポ少年男子]前日はフル出場でプレミア首位・大津撃破に貢献。注目MF野口蓮斗(広島ユース)が強度やゲームメーク力を広島県に加え、自身初の全国決勝へ
ゲキサカ / 2024年9月25日 9時23分
-
プロ注目GK佐藤瑠星が奮闘も…筑波大は攻撃陣が苦戦、U-19日本代表選出MF廣井蘭人「悔しいという思いしか」
ゲキサカ / 2024年9月13日 22時12分
-
[MOM983]新潟医療福祉大GK桃井玲(4年)_筑波大をPK戦撃破!「名前負けせず自分たちのスタイルを信じて」
ゲキサカ / 2024年9月13日 18時33分
-
J1含む6クラブ争奪戦…強豪校180cm逸材がプロ内定 “ハイスペック10番”が選んだ進路
FOOTBALL ZONE / 2024年9月7日 7時30分
-
1、2年時の悔しさも胸に。186cmの注目CB吉村太希は「また鹿実が全国の舞台に戻ってこれるように」
ゲキサカ / 2024年8月30日 15時44分
ランキング
-
1大谷翔平は「とにかく馬鹿げている」 “不利”を跳ね返す才能…前記録保持者が脱帽
Full-Count / 2024年9月26日 7時10分
-
2大谷翔平からのビデオメッセに「ビックリ」 引退のハム鍵谷「これからはファンとして」
Full-Count / 2024年9月25日 22時7分
-
3大谷翔平の「60-60」へ“思わぬ壁”? 指揮官がストップかける可能性…地元紙が指摘
Full-Count / 2024年9月25日 20時15分
-
4一夜明けで判明したドジャース三重殺の裏側 代打バントは「考えた」ロバーツ監督は選手擁護
THE ANSWER / 2024年9月26日 9時49分
-
5大谷50号本塁打のボール競売へ 史上初「50―50」達成時
共同通信 / 2024年9月26日 9時52分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください