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悔しさも、嬉しさも、必ず今後の糧になる。青森山田MF本田真斗は左足を武器に再び故郷でプロを目指す

ゲキサカ / 2022年1月12日 12時4分

 松木が蹴った左CK。ルーズボールを拾った本田は、思わず放送席で解説を務めていた中澤佑二氏と松井大輔氏が「ナイスボール!」と声を揃える左足のキックで左へ展開。松木のクロスから、DF三輪椋平(3年)が落としたボールが本田の足元へ帰ってくる。

「『来たな!』って思ったんですけど、利き足じゃない方だったんですよね(笑)」。ペナルティエリア外から、利き足とは逆の右足で叩いたシュートはGKにキャッチされる。ただ、その後が秀逸。相手GKのパントキックに全速力で自陣へ駆け戻ると、中盤でのこぼれ球を自ら拾ってマイボールに。50メートル近いスプリントで、戦う姿勢を前面に押し出してみせた。

 大津高(熊本)と対峙した決勝も、後半40分から登場し、日本一を告げるタイムアップのホイッスルをピッチで聞く。「インターハイでメンバーに入ることができなくて、プレミアでもなかなか出場時間が短かったですけど、最後にこうやって選手権でしっかりピッチに立って、優勝メンバーの一員として日本一になれたということは、本当に今まで頑張ってきて良かったなって思います」。国立の芝生の上で、本田の笑顔が輝いた。

 卒業後は仙台大学へと進学。自分の大きな夢を叶えるための日々が、春から待ち受けている。「自分はプロを目指しているので、青森山田で学んだことを生かして、しっかりプロになって、お世話になった方々に恩返しできればなと思っています」。

 悔しさも、嬉しさも、必ず今後の糧になる。さまざまな感情と経験を積み重ねたからこそ、本田がこれから進んでいく道には、多くの手にすべき果実が待っているに違いない。

(取材・文 土屋雅史)

(※青森山田高の協力により、リモート取材をさせて頂いています)●【特設】高校選手権2021
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