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国内組合宿からの“昇格者”なし。森保監督が経緯説明「大事な時期に…」呼び戻し招集の可能性も

ゲキサカ / 2022年1月22日 17時34分

「これまでのアジア最終予選ではコロナ禍の制限で対応しないといけないことや、怪我や累積警告で不測の事態が起きた時に備えて、プラスアルファで招集させていただいた。彼らはできることを精一杯チームためにやってくれた。どのような状況でも代表チームに参加することが選手にとっての成長につながり、チームの結果も得られるとも考えたが、海外組では長時間移動してきてチーム内での競争で勝っていくことが難しくなるリスクがある。国内組も昨日までキャンプをさせていただいて、非常にいいパフォーマンスを見せてくれたし、代表への思いを見せてくれたので(ベンチ入り)メンバーに入る入らないは別としてチームに入れることも考えたが、Jリーグであるならシーズン立ち上げのチームづくりの重要な時期にわれわれが余剰の戦力として招集させてもらうことはしてはいけないと考えた。選手にとって、代表活動はどんな立場で来ても絶対的に選手としてプラスになる経験ができると思っているが、コロナ禍で厳しいルールがある中での生活、活動を終えて隔離期間を経てチームに帯同しないといけないことによるメンタル面、パフォーマンス面への影響も考えると、招集できるちょうどの人数で活動できるほうがいいと判断した」

 もっとも、海外組の帰国にトラブルが起きたり、負傷者が出たりする可能性も大いにある。追加招集の可否について「海外組のコロナの陰性証明をもって日本に入国できる期間内であれば国内外問わず考えたい」と説明した指揮官は「今回の国内組のキャンプをさせていただいて、結果的に選ばれなかった選手は多数いるが、間違いなく代表の戦力になると思わせてもらえる選手がたくさんいた。本来であれば中国戦に向けて招集させてもらってもいい選手はいるが、いったんチームに戻ってもらいながらも代表に力を貸してもらえるような状況になった時には代表に力を貸してもらいたい」といったんクラブに戻った国内組を呼び戻す方針も示唆した。

 また森保監督は「話はズレかもしれないが……」と前置きした上で、今回の国内組キャンプを総括。「今回の最終予選に向けた国内組のキャンプという目的はあったが、代表のさらなるレベルアップと層の厚さを作るためにも、国内組のキャンプをさせてもらえたことは大きな意味があると思っている。どんな状況でも戦力を落とすことなく戦っていけるということを選手たちに感じさせてもらったし、国内組だけで代表を組ませてもらったことが、選手たちの成長への刺激になり、代表の経験をしてきた選手がチームに戻ることで、さらにいろんな選手の刺激になってもらえれば。Jリーグ、大学、高校、日本サッカー全体のレベルアップや盛り上がりにつながればと招集させていただいた。今回の国内組キャンプが中国戦に向けても、そして日本サッカー全体のパワーになればいいなと思っている」と述べ、国内組合宿の成果がこの先、花開くことを望んだ。

(取材・文 竹内達也)●カタールW杯アジア最終予選特集
●カタールW杯各大会予選一覧

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