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明桜が東北初戦突破。「小嶺魂」受け継ぐ指揮官の下、「仲間のために戦えるチーム」へ成長中

ゲキサカ / 2022年1月29日 20時4分

 この初戦も全体に難しい内容とはなったが、崩れることなく粘り勝ち。原監督は10番を託した技巧派MF小野亮輔が献身的なチームプレーに徹した点を例に挙げて、「すごく大人になってくれた。人間的に大きくなってチームとして戦おうという部分に目を向けてくれるようになってくれている」ことがチームパフォーマンスの向上にも繋がっていると強調する。

「先日の葬儀で小嶺先生から『原ちゃん任せたで』と言われた気がした」と言う原監督は、プリンスリーグ東北残留、そして秋田県の覇権奪還を目的として掲げつつ、「この大会で選手たちに自信を持たせてあげたい」と東北新人でのさらなる躍進にも意欲を見せる。

「ピッチの4分の1だけ1〜2時間かけて雪かきして練習している」(佐藤)という状況で臨んでいる今大会、チームの状態は必ずしもベストとは言えないだろう。ただ、だからこそ「仲間のために戦えるチーム」であるかが問われる。こうした環境にふてくされる選手もかつていたそうだが、今のチームにそうした空気はない。それは少しずつ培ってきたものの成果なのだろう。

「小嶺魂」を受け継ぐ指導者の一人である原監督に鍛えられた秋田の新鋭が、さらなるブレイクスルーへの一歩を踏み出しつつある。

(取材・文 川端暁彦)

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