「まだ成長したい」「自分のホームを見つけた感覚」イニエスタ、神戸での5シーズン目に意欲

オンライン取材に応じたMFアンドレス・イニエスタ

　衝撃の来日となったのは18年夏のこと。MFアンドレス・イニエスタがヴィッセル神戸での5シーズン目を迎える。

　神戸は本来行う予定でいた沖縄県でのキャンプを中止。今月24日から和歌山県で一次キャンプを行い、同30日からは普段の練習場であるいぶきの森球技場に戻って二次キャンプを行っている。

　新型コロナウイルスの蔓延で制限下のキャンプとなっているが、昨季は自身が怪我で思うようなキャンプを送れていなかったこともあり、「この時期はチームが一つになる重要な時期。いいシーズンの入りが出来ている」と手ごたえを持っている。

　34歳の夏に来日したイニエスタだが、今年5月の誕生日で38歳になる。年齢に関する問いには笑みを浮かべるも、「毎日に日々の練習にモチベーションを感じられている。まだ自分も成長したいし、まだチームに貢献したい」と貪欲な姿勢を崩すことはない。

　何よりも家族を含めた全員が神戸での生活に満足していることが何よりも大きい様子。「いつか帰るときが来ると思うが」としたうえで、「家族もプロ選手としても自分のホームを見つけた感覚で生活できている。サッカーに集中する環境が整っている中でサッカーを続けられることに感謝したい」。

　そして「18年に来たときにプロジェクトを成功させたいというワクワク感を持ってきた。今はすごくポジティブな位置にいるが、責任を持って成し遂げないといけない。昨年勝ち取ったものは昨年の努力。今年は今からの努力で勝ち取らないといけない」とシーズンインに向けた意気込みを語った。
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