U-18とU-17の日本高校選抜候補が2日連続練習試合で激突!第1ラウンドは阪田、松永、西村のゴールでU-18が3発勝利!

　だが、U-18高校選抜候補DF陣に要所を封じられるなど2本目も無得点。U-18高校選抜候補もFW中山桂吾(高川学園高3年)の決定的な左足シュートや、コンビネーションから右SB佐々木奈琉(帝京長岡高3年)が抜け出すシーン、また森田の好パス、藤森のクロスなどでゴール前の場面を作ったものの、得点には結びつけることができず、2本目は0-0だった。

　3本目開始直後、U-17高校選抜候補は右サイドでのSB豊田怜央(桐光学園高2年)の奪い返しから、FW本間凜(関東一高2年)がエンドライン際で粘って突破。そして、クロスをファーサイドのMF小池直矢(前橋育英高2年)が頭で合わせて1点を返す。

　サイド攻撃からゴール前のシーンを作り出すU-18高校選抜候補に対し、U-17高校選抜候補も同点のチャンス。MF廣井蘭人(帝京長岡高2年)の絶妙なスルーパスから小池が折り返し、最後はMF碇明日麻(大津高1年)が狙うもDFにブロックされてしまう。

　逆にU-18高校選抜候補は12分、MF林晴己(高川学園高3年)からのパスを右サイドで受けた西村がファーストタッチでDFをかわすと、さらに縦への仕掛けでDFを振り切り、右足のファインショットをファーのネットへ突き刺した。

　正確にボールを繋ぎながら前へのパワーも出すU-18高校選抜候補は、この後もFW大迫塁(神村学園高2年)が右サイドを突破して上げたクロスにCB池田健人(関東一高3年)が飛び込むなど追加点のチャンス。一方のU-17高校選抜候補はショートカウンターやサイド攻撃から本間が決定的なシュートを連発したが、この日のみU-17高校選抜候補からU-18高校選抜候補に合流していたGKデューフエマニエル凛太朗(流通経済大柏高2年)のビッグセーブに阻まれた。U-18とU-17の高校選抜候補同士による注目対決の第1ラウンドは、日本高校選抜候補(U-18)が3-1で勝利。“兄貴分”が後輩たち相手に意地を見せた。

(取材協力=スフィーダ、『高校サッカー年鑑』)(取材・文　吉田太郎)
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