なでしこジャパンはアジア杯3連覇ならず…2度のリードも中国に追いつかれ、PK戦の末に準決勝敗退
ゲキサカ / 2022年2月4日 11時29分
[2.3 女子アジア杯準決勝 日本2-2(PK3-4)中国 プネー]
日本女子代表(なでしこジャパン)は3日、女子アジア杯準決勝で中国女子代表と対戦した。試合は、1-1で90分間を終えると、延長戦は互いに1点ずつを奪いPK戦へ。日本はPK戦を3-4で敗れてアジア杯準決勝で敗退が決まった。
1月30日に行われた準々決勝タイ戦で7発完封勝利を挙げた日本は、9大会連続の女子W杯出場権を獲得。次なる目標のアジア杯3連覇に向けて準決勝中国戦に臨んだ。
池田太監督は、準々決勝から先発を3枚変更。4-4-2のシステムを採用し、GKは山下杏也加(I神戸)が務め、最終ラインは左からDF乗松瑠華(大宮V)、DF南萌華(浦和)、DF熊谷紗希(バイエルン)、DF清水梨紗(東京NB)。ボランチはMF長野風花(マイ仙台)とMF林穂之香(AIKフットボール)が組み、サイドは左にMF宮澤ひなた(マイ仙台)、右にMF長谷川唯(ウエスト・ハム)。2トップはFW岩渕真奈(アーセナル)とFW植木理子(東京NB)が入った。
開始20秒、宮澤の強烈なミドルでファーストシュート。そこから序盤は拮抗した展開が続くも、日本は細かいパスワークでボールを繋ぐと、徐々に試合の主導権を握り始める。
前半13分、左サイドに流れた植木がゴール前にパスを送ると、岩渕がワンタッチで相手DFを剥がして左足を振り抜く。このシュートはゴール右に外れて得点とはならない。同21分にはペナルティーエリア手前付近で浮き球のパスを受けた植木が胸コントロールでDFラインの裏に抜け出し、GKジュ・ユウと一対一。ここはブロックに遭った。
すると前半26分、左サイドでボールを受けた宮澤がダイレクトでクロスを蹴り込む。このボールに植木がニアサイドに走り込み頭で逸らすと、ボールはゴール右のサイドネットの吸い込まれていった。植木の今大会4ゴール目で日本が先制に成功する。
前半32分、清水のクロスにファーサイドで待ち構えていた植木ボレーシュート。しかし、枠を捉えることができない。同34分には、山下のクリアミスから攻め込まれるが、DFワン・シェアシュエのロングシュートはゴール左に外れて難を逃れた。
前半を1点リード折り返した日本は後半開始時に選手交代なし。対する中国は2枚を代えて攻撃の活性化を図る。すると後半1分、中国は左サイドで細かくパスを繋ぐと途中出場のMFシャオ・ユイのクロスに最後はFWウー・チェンシュが合わせて日本のゴールネットを揺らした。
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