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涙や主張することは「恥ずかしいことじゃない」。初の岩手制覇、東北3位の花巻東は自信、喜怒哀楽も持って次へ

ゲキサカ / 2022年2月4日 15時44分

 花巻東は近年、18年度の選手権予選で準優勝。東北屈指のMFだった谷村海那(現いわきFC)らを輩出しているが、これまで岩手を勝ち抜いた経験がなく、現1、2年生も自信の無さからか喜怒哀楽が少ないという。だが、今大会は自分の気持ちを表現する選手が少しずつ増加。悔し涙も、また今後の成長に繋がるはずだ。

 ヴェルディユース(現東京ヴェルディユース)や国士舘大で育った清水監督は、メンタル面が全てではないことを前置きした上で「悔しいとか、涙を流すことは恥ずかしいことじゃないし、自分の声で主張することも恥ずかしいことじゃない。戦えないことや、(自分から行動を)やれないことが恥ずかしいんだよ、と私は習ったし、そこで一人でも目標を持ってやることが格好良いんだとそういったことを伝えているので、(今回の東北新人戦から)学んで欲しいし、感じてくれたんじゃないでしょうか」と語る。

 自分たちもやれると、という自信、目標達成のために自分たちから発信する力を持って次へ。最終日に存在感ある動きを見せた右SB船山智也(2年)は、「この経験ができたのは岩手県でも2校しかないので、この経験は自分の自信になりましたし、東北の球際の強さを練習でできれば必ず全国大会でもできると思うのでやっていきたい。(これまでの目標は)チームとしては岩手県で勝って歴史を変えるということだったんですけれども、岩手県優勝はもちろんということにしないといけない。全国でも勝って行くチームになっていかないといけない。全国でもどんどん上にいきたい」と意気込み、作山も「自分が(花巻東に)入った理由は全国大会に出て歴史を変えるということなので、この敗戦を活かして次は是非全国で東北学院と試合をして借りを返せるように、日々努力していきたいと思っています」。柱谷テクニカルアドバイザーや清水監督の指導の下、ピッチ外の部分から少しずつ応援されるチームに変わってきた。今回得た結果をチーム全体の自信に繋げ、より上のステージを目指しながら日々を過ごす。

(取材・文 吉田太郎)

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