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1年前は瀬戸内のCチーム。恩師の「本気の」檄や先輩からの学びで「変わった」FW澤田佳憲がU-17日本高校選抜に

ゲキサカ / 2022年2月14日 23時29分

瀬戸内高FW澤田佳憲はU-17日本高校選抜に選出された。(写真協力=高校サッカー年鑑)

 14日、今月17日から20日まで合宿を行うU-17日本高校選抜メンバーが発表された。FWのポジションは、選手権準優勝校・大津高(熊本)FW小林俊瑛(2年)とインターハイ準優勝の米子北高(鳥取)FW福田秀人(2年)、そして瀬戸内高(広島)のFW澤田佳憲(2年=兵庫FC出身)が選出されている。

 澤田は選考合宿でアピールしてのメンバー入りだ。第100回選手権は無得点で初戦敗退。選考合宿メンバーに入った時点で、「正直選ばれると思っていなかったので。全国大会でも結果を残せなかったし、けど選ばれた時は正直めっちゃ嬉しかったです」と喜んでいた。

 チームメートで主軸MFの江川楓(2年)が、昨秋のU-17日本高校選抜の活動に参加。「楓とは違う世界かなと思っていたんですけれども、やっと同じ場所に立てれたので、そこが一番嬉しかったです」。江川も選考合宿に参加。だが、怪我もあって試合には出場できず、今回は選外となった。仲間の分もU-17日本高校選抜での活躍を目指す。

 選考合宿では、東京国際大との練習試合で相手DFラインの背後を突き、チーム唯一のゴール。U-18日本高校選抜候補との練習試合第2戦でも決勝点をアシストした。「武器はポジショニングのところで、ライン間でボールを受けるや、逆に落ちて食いつかせて裏とか、そういう駆け引きのところが武器です」という強みを活かしてチャンスメーク。昨年の年明け頃は瀬戸内のCチームにいたFWが、U-17日本高校選抜入りを果たした。

「この1年は瀬戸内高校でCチームまで落とされて、怒られて、自分で正直腐っていた時もあったんですけれども、コーチ(前迫明コーチ=現広島桜が丘高、渡辺亮真コーチ)が僕のために一生懸命怒ってくれて、それで気持ちを切り替えてここまでこれたので、凄く良い1年でした」。自分のために本気で怒ってくれた人たちがいたから、変わることができた。

 先輩の存在も大きかった。澤田が最も影響を受けた選手は、先輩FW風呂迫恵人(3年)だという。風呂迫は瀬戸内の3トップの中心選手で、インターハイでゴールも決めているCF。「身近にいて、いつもよく風呂君のプレーを見て、聞いて、学んでいました」。その風呂迫は選手権予選前に膝の負傷で長期離脱。澤田は風呂迫の9番を受け継いで選手権予選に臨んだ。

 そして、「3年生の代わりに出ているという責任もあるので、結果で示したい」の思いをぶつけ、決勝で先制点。ピッチに立てない先輩の分も身体を張り、学んだことを活かしてゴールと全国大会出場に結びつけた。

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