倒れたほうが得だった…? JFA審判委の見解「今年もタフでエキサイティングなリーグを目指す」
ゲキサカ / 2022年2月16日 17時15分
「倒れたからファウルなんだ、倒れないとファウルにならないんだということになると、せっかく今までJリーグが築き上げてきたものが崩れる可能性がある。そういう意味でもわれわれはその場で適切なジャッジをすることが求められる」。判定精度向上への意欲を述べた上で「このこと(誤審)をお伝えすることで、あらためて今年もタフでエキサイティングなリーグを目指すということを再確認したい」と方針を語った。
そもそも「激しくて、フェアで、エキサイティングな試合」というスローガンは、「ファウルの基準を上げる」ためのものではなく、「ファウルでないものをファウルにしない」ためのもの。かつてJリーグでは選手同士の競り合いで転倒した際に「ファウルじゃないものまで過敏にファウルにしてしまっていた」という課題があり、国際基準を踏まえて是正するためのものだった。だからこそ「激しくて、フェアで、エキサイティングな試合」を目指すからといって「激しいタックルが許される」というわけでもない。スタンダード説明会の場でも『選手生命を脅かすようなプレー』について数多くの例が挙げられ、「タフなプレーとラフなプレーは見極めないといけない」という点が強調。2022シーズンでは脚部への足裏でのチャレンジ、上半身へのチャレンジ、乱暴な行為には警告・退場の処分が下されることが明確に示された。
真の意味で「激しくて、フェアで、エキサイティングな試合」を実現するためには、選手がそうした意識を高めるだけでなく、審判員がそうしたプレーを阻害しないような判定も必要。シーズン開幕を告げるビッグマッチで起きた象徴的な誤審を受け、リーグ全体で改善されていくことが期待される。
(取材・文 竹内達也)★日程や順位表、得点ランキングをチェック!!
●2022シーズンJリーグ特集ページ
●DAZNならJ1、J2、J3全試合をライブ配信!!
-
- 1
- 2
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
JFA審判委がJ1前半戦の判定データを公開…昨季に比べて精度向上傾向も「もっと突き詰めていく」
ゲキサカ / 2024年7月19日 10時45分
-
なぜサッカーの試合で「幻のゴール」が相次いでいるのか…「ビデオ判定」を導入したらジャッジの98%が覆った本当の理由
プレジデントオンライン / 2024年7月15日 9時15分
-
前半早々の退場劇…ガーナ監督は不服「イエローで良かった」 なでしこに完敗「試合変えた」
FOOTBALL ZONE / 2024年7月13日 19時7分
-
審判批判は罰金が必要? 日本では否定的…レフェリーの環境改善が鍵【コラム】
FOOTBALL ZONE / 2024年7月7日 16時50分
-
現役プレミアリーグ主審も交えて3時間の大激論!! JFA審判委がプロレフェリーキャンプを報道公開
ゲキサカ / 2024年6月21日 20時8分
ランキング
-
1《19歳飲酒・喫煙でパリ五輪辞退》体操女子・宮田笙子の実家は「400年以上の歴史を誇るお寺」エースが抱えていた「精神面での課題」
NEWSポストセブン / 2024年7月19日 18時10分
-
2オリンピアンの大甘同情論に透ける「特権意識」…血税注ぎ込まれているだけに厳罰必至の当然【体操女子・宮田笙子 飲酒喫煙でパリ五輪辞退の波紋】#2
日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年7月20日 9時26分
-
3【体操】宮田笙子 五輪辞退に同情も…危機管理専門家「昔はよくあったは通用しない」
東スポWEB / 2024年7月20日 6時8分
-
4MLBオールスター〝ひどすぎる国歌斉唱〟が大炎上 女性歌手に非難殺到「耳から血が出ました」
東スポWEB / 2024年7月16日 19時22分
-
5エース不在の体操女子日本代表 4人で決戦の地パリ入り
スポーツ報知 / 2024年7月19日 23時10分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください