推進力と得点力でU-17日本高校選抜選出。昌平MF篠田翼はプロ入り決めた僚友やライバルたちに「負けたくない」
ゲキサカ / 2022年2月18日 7時24分
選考合宿のU-18日本高校選抜候補戦で2ゴール。U-17日本高校選抜入りを勝ち取ったMF篠田翼(昌平高2年=FC LAVIDA出身)が、ライバルたち以上の活躍を狙う。
選手権予選敗退ながら、前回のU-17日本高校選抜選考合宿メンバーに選出された篠田は、「同年代のみんなに負けないくらい活躍したい」との思いを持ってアピール。2試合行われたU-18日本高校選抜候補戦の第1試合は、慣れないボランチの位置で思うようなプレーができなかったという。だが、左サイドで出場した第2試合は推進力十分のドリブルでサイドを攻略するなど力強い動きも見せた。
そして、クロスに合わせる形と対角の左足シュートを決める形で年上のタレントたちから2発。「絶対に結果出さないと、ということで自分の力は出せたかなと。結構手応えはあります」。そして、指揮を執る蒲原晶昭監督(佐賀東高)からも「個で行く推進力がある」プレー面や学ぼうとする姿勢を評価されていた篠田は、最終日の紅白戦でも中央突破からのスルーパスで唯一のゴールをアシストした。
選考合宿を突破し、17日に始まったU-17日本高校選抜合宿に参加。初日は10対10のゲームで十分に持ち味を出せず、シュートも決めることができなかった。「自分はドリブルが得意なんですけれどもあんまり出せなかったので、次からの3日間で自分をアピールしてみんなに勝てるようにしたいです」と力を込める。
昌平の現3年生は4人がJクラブへ進むほどタレント揃いだったが、選手権予選は埼玉県予選3回戦で敗退。新チームに移行する中で篠田がこだわったのがチームを勝たせるプレーをすることと、ゴールだ。
篠田は1年時の選手権全国大会で貴重なゴールを決め、昨夏にはU-16日本代表候補にも選出されている注目株だが、昨年はゴールから見放された。その中で最近はドリブルで行き切る前に遠目の位置からのシュートを打つことにもチャレンジ。相手がシュートを警戒して前に出てきたら逆にドリブルでかわすなど、プレーの幅も広げながらゴール数も増やして来ている。
篠田は「(去年は)全然取れていなくて、公式戦で2点とか。決定力が課題だったんですけれども、年始の裏選手権とかからちょっと自分が点取れるようになってきた。それが、前回の合宿でも出せたのでそれが良かった。(チーム、選抜含めて今年こだわるのは)やっぱり点ですかね。結果出さないと目に留まらないし、点にこだわってスカウトや代表にまた入れるようにやっていきたい」と連発を誓う。
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