C大阪DF進藤亮佑が”完勝”ヘッド弾「相手の守備の選手たちが…」横浜FM指揮官はセットプレーに葛藤も
ゲキサカ / 2022年2月19日 20時7分
[2.19 J1第1節 横浜FM 2-2 C大阪 日産ス]
一方的に試合の主導権を握られていたセレッソ大阪だったが、狙っていたセットプレーからの2ゴールで勝ち点1をもぎ取った。試合後、小菊昭雄監督は「リスタート(セットプレー)は大きなキーになると思っていた。スタッフと選手がいろんな準備をして、たくさんのデザインの中で2ゴール取れたことがチームとして大きな収穫」と手応えを語った
フィールドプレーヤー10人の平均身長はC大阪の176.1cmに対し、横浜F・マリノスは172.8cm。C大阪の狙いは明確だった。違いが表れたのは0-0で迎えた前半40分。MF原川力の右CKにDF進藤亮佑が頭で合わせ、劣勢が続いていたC大阪が先制点を奪った場面だ。
「相手の守備の選手たちが身長が高くないというのはあったので、キッカーの原川選手には『ゴール前で勝負させてくれ』と試合前に話していた。良いボールを蹴れる選手なので信頼して、タイミングを合わせて、マークを外すことを意識してやっていた」。
身長183cmの進藤に対し、マークについていたMF喜田拓也は170cm。「自分としては中のタイミングを合わせるところと、しっかりボールを見るという、基本に忠実にヘディングしたらゴールにつながった」。横浜FMの長身選手はニアサイドでゾーン気味に構えていたが、ファーに飛んだボールを追うことはできず。進藤が喜田の背中を取り、“基本に忠実に”競り合った時点で完勝だった。
また横浜FMの1点リードで迎えた後半45分、C大阪の同点ゴールもCKから生まれた。直前の同じ形のCKでは、185cmのFWアンデルソン・ロペスがニアでクリア。横浜FMが制空権を握ったかと思われたが、原川は次のキックで“その裏”を狙った。高い弾道から落ちたボールはロペスと184cmのDF畠中槙之輔の頭上を超え、172cmのMF清武弘嗣にピタリ。これでスコアは2-2となり、結果的にセットプレーが勝敗を分ける形となった。
C大阪の小菊監督がセットプレーに手応えを語った一方、横浜FMのケヴィン・マスカット監督は葛藤を明かした。「セットプレーのところだけで考えてメンバーを選ぶことはない。ボールを握ったときにどういうサッカーをしていくかでメンバーを選んでいきたい」。シーズン開幕に向けてチームスタイルの整備を進める中、セットプレーを大きく意識した編成は組みにくい。何より実際、流れの中では完全に主導権を握っており、「支配した試合になった」という手応えもあったようだ。
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