家本政明元主審の引退ドキュメンタリーに槙野智章ら選手も出演「主役は選手じゃなく家本さんだなと思っていた」
ゲキサカ / 2022年2月24日 22時18分
Jリーグは24日、昨季限りで審判員を引退した家本政明氏のドキュメンタリー『主審』前編を公式Youtubeチャンネルで公開した。
1973年生まれの家本氏は1996年、当時全国最年少で1級審判員の資格を取得。2002年にJリーグ審判員、05年に国際主審に登録し、長年にわたってJリーグや各種国際大会で笛を吹いてきた。昨季限りで現役審判員から引退。現在はメディア出演などを通じて、自身の経験を伝える仕事を続けている。
24日に公開された前編では家本氏が主審を始めるきっかけとなった病や、社会人キャリアのスタートを切った京都パープルサンガ(現・京都サンガF.C.)での経験、主審割り当ての停止処分を下された08年のフジゼロックススーパーカップのエピソードなどが明かされた。
またゼロックス杯の出場選手も出演。退場処分を下された鹿島アントラーズの岩政大樹コーチは「退場は僕のプレーに関しては退場になって然るべき。試合が終わっても僕の自業自得という気持ちがあって、申し訳ない気持ちが強かった」と明かした一方、サンフレッチェ広島のMF青山敏弘は「高圧的な態度というか『聞く気がない、受け入れてもらえない』というイメージがあった」、ヴィッセル神戸のDF槙野智章は「カードもいっぱい出るし、今日の主役は選手じゃなく、家本さんだなと昔は思っていた」などと振り返っている。
ゼロックス杯での出来事に対して家本氏は「難しくしたのは間違いなく僕。未熟だったし、そもそも選手や試合、お客さんに向き合っていなかったのは今じゃ考えられない。申し訳ない」としつつ、「当時はそれよりなんで僕が悪く言われるの?って。なぜかというと、試合が終わった後のレフェリーアセッサーの評価は十分に合格点だった」などと葛藤も明かしている。
その他、西村雄一主審、JFA審判委員会レフェリーディベロプメントマネージャーの扇谷健司氏や、師匠と仰ぐメディカルトレーナーの夏嶋隆氏が当時を回顧。その後、ウェンブリーで笛を吹いた経験や、荒木友輔主審が語る家本氏のエピソードを通じても、ドキュメンタリーのテーマ「なぜ家本は日本一嫌われた審判から日本一愛された審判になることができたのか?」という問いの一端が明かされている。
後編は25日午後9時に公開される。
★日程や順位表、得点ランキングをチェック!!
●2022シーズンJリーグ特集ページ
●DAZNならJ1、J2、J3全試合をライブ配信!!
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
JFA審判委がJ1前半戦の判定データを公開…昨季に比べて精度向上傾向も「もっと突き詰めていく」
ゲキサカ / 2024年7月19日 10時45分
-
審判批判は罰金が必要? 日本では否定的…レフェリーの環境改善が鍵【コラム】
FOOTBALL ZONE / 2024年7月7日 16時50分
-
ドイツ経験の内田篤人が語った海外主審がJリーグを裁く意義「これを基準にレベルも上がる」
FOOTBALL ZONE / 2024年7月1日 14時30分
-
東京V翁長が華麗ループ決勝弾「今日の審判は流す」来日中プレミアリーグ主審の基準を理解し独走
ゲキサカ / 2024年6月22日 21時38分
-
現役プレミアリーグ主審も交えて3時間の大激論!! JFA審判委がプロレフェリーキャンプを報道公開
ゲキサカ / 2024年6月21日 20時8分
ランキング
-
1「たかがタバコで何を騒いでいる」 猪瀬直樹氏、喫煙疑惑「体操女子」19歳・宮田笙子に私見「こんな些細なことで19歳の夢を潰すつもりか」
J-CASTニュース / 2024年7月19日 10時54分
-
2体操19歳エース宮田笙子が喫煙疑惑でパリ五輪代表離脱 コーチ「調査していることは把握…状況見ている」
スポニチアネックス / 2024年7月18日 23時30分
-
3カブスが鈴木誠也の通訳・松下登威氏を解雇と米報道 “水原スキャンダル”とは「同様の状況でない」
スポニチアネックス / 2024年7月19日 8時8分
-
4佐野海舟容疑者 父が代表務めるオンラインサロン運営会社が謝罪「多大なるご迷惑…申し訳ございません」
スポニチアネックス / 2024年7月18日 21時57分
-
5岡田監督をブチギレさせた虎戦士は誰だ? 老将は「すごいことが起きてる」と意味深発言
日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年7月19日 9時26分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください