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貫く意志と周囲への感謝を知るレフティ。川崎F U-18MF川口達也は負けられない“古巣対決”に想いを馳せる

ゲキサカ / 2022年3月4日 19時50分

 だが、最後は自分で決断した。「『本当にこれでいいのかな?』ってメチャクチャ迷いましたけど、1回のサッカー人生で後悔したくないと思って、フロンターレでサッカーすることを選びました。大きな決断でしたね」。15歳は地元のクラブで、プロを目指す道に身を投じた。

 左足には絶対的な自信を持っている。「左足のキックの精度で言うと、FKは百発百中ぐらいの自信がありますし、結構点も決めてきているんです」。参考にしているのは、日本サッカー史上でも屈指のレフティだ。

「小学校4年生ぐらいの頃に、県大会の前に中村俊輔選手の動画を見て、毎日練習終わりに公園でボールを蹴ったりしていたら、県の準決勝でFKを決めてハットトリックしたことがあって、そこからずっとキックを磨いてきました。セットプレーは他の選手に蹴らせたくないですね(笑)。右利きの吹田(航晟)も結構上手いので、相談しながらやっているんですけど、本当は全部自分が蹴りたいです」。穏やかな口調とはギャップのある、力強い言葉が頼もしい。

 2022年はU-18で過ごすラストイヤー。これからのキャリアへ繋げるための大事な1年を迎え、強い意気込みを感じさせるフレーズが次々と口を衝く。

「この前トップチームと練習試合をして、できるところとできなかったところがあって、自分の短所は今年1年で埋めつつ、もっと長所を突き抜けるぐらい伸ばしていかないと、トップでは通用しないなと感じました。今年は1年間高いレベルのリーグでやれるので、トップに入るために長所をもっと伸ばしていきたいです。それにプレミアは結果を出し続けていけば代表にも呼ばれるようなリーグだと思いますし、年代別代表入りも個人的には大きな目標にしながら、ゴールやアシストに絡むような決定的な仕事をして、チームの勝利に貢献したいです」。

 貫き続けてきた強い意志と、それを尊重してくれる周囲への感謝を知る男。川口達也が振るう左足からは、今年も目が離せない。

(取材・文 土屋雅史)

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