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CBアンリのスルーパスから福田!注目FW2発で日本高校選抜が静岡選抜撃破!

ゲキサカ / 2022年3月7日 10時51分

 そして34分、左サイドでボールが奪ったアンリがそのままドリブルで攻め上がる。高い位置まで持ち上がると、さらにキープしたまま中央方向へ。ここで2、3人のDFを引きつけたアンリがPAへ絶妙なスルーパスを通すと、抜け出した福田が左足シュートをゴールへ流し込んだ。

 ピッチ内外で仲の良い2人の好プレーが重なり、先制点。大喜びした福田は後半5分にもゴールを奪う。今度は阪田のスルーパスでDFを置き去りに。GKを右側からかわし、そのまま右足シュートを決めた。

 この日、日本高校選抜は守備も安定。仲村監督が「背後の対応をキチンとアンリがコントロールして、川副がキチッと良いコンディションを作ってきてくれたので、あの2センターが安定してくれたから良かった」と振り返ったように、ヘッドや1対1で存在感放つアンリと準備の良さ、強度の高さを見せていた川副が相手に決定打を打たせない。立ち上がりに佐藤がミドルシュートに反応してゴールを阻止したことも大きかった。

 静岡の強力ドリブラーコンビ、安藤、高橋に対しては大川と海老沼が上手く対応。田澤と阪田の両翼らアタッカー陣も切り替え速く守備に参加し、根津と大迫がバランスよくポジショニングしたこともあって隙を見せなかった。アンリは「(チームは)前よりは全然声が出るようになったし、本当にパスだったりチームになってきたので、良かったと思います」。第100回全国高校選手権で活躍したタレントたちがまとまってチームに。高校2年生で構成された静岡選抜との差を作り出した。

 日本高校選抜は17分に大川とアンリに代えて右SB佐々木奈琉(帝京長岡高3年→早稲田大)とCB柳生将太(前橋育英高3年→専修大)を投入。23分には佐藤、川口、田澤、福田をGK鮎澤太陽(尚志高2年)、MF小泉龍之介(静岡学園高3年→拓殖大)、FW松永颯汰(静岡学園高3年→流通経済大)、FW守屋練太郎(前橋育英高3年→神奈川大)へチェンジ。静岡選抜は27分、右サイドを抜け出した安藤がラストパスを送るが、柳生が前に出てクリアする。

 日本高校選抜は31分に阪田をMF藤森颯太(青森山田高3年→明治大)へスイッチ。静岡選抜は安藤が高橋とのワンツーからシュートを放ったほか、左サイドから崩しを狙うが、日本高校選抜の堅い守りをこじ開けることができない。それでも40+1分、左SB石川瑠紀(清水桜が丘高2年)のクロスをMF齋藤晴(JFAアカデミー福島U-18、2年)が右足ダイレクトで合わせて1点差。交代出場コンビによる1点から一気に同点を目指したが、日本高校選抜が踏ん張り、2-1で逃げ切った。

 日本高校選抜はチーム発足直後に行われた「NEXT GENERATION MATCH」(2月12日)で川崎U-18に0-1で敗戦。仲村監督は「前回のNEXT GENERATION MATCHではシュート数は上回ったけれども得点ができなかったので、きょうのゲームは必ず点を取って勝つことがテーマだったので、師王が点を取ってくれて良かったです」と頷く。

 中2日で行われるデンソーカップチャレンジでも日本高校選抜は点を取って勝つ。仲村監督は「とにかく点を取ろう、攻撃的なサッカーを貫こうというのがこのチームのテーマでそこをモチベーションにしているので、本当に点を取って勝ちたいです」。デンソーカップチャレンジ初出場だった昨年は予選リーグで関西選抜、優勝した関東選抜A相手に健闘したが、1分1敗。今年は大学生相手に攻めて、点を奪って、勝つ。
 
(取材・文 吉田太郎)●【特設】高校選手権2021

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