強烈で繊細な左足が切り拓く「一番」への道。FC東京U-18FW熊田直紀がいよいよ圧倒的なポテンシャルを解き放つ
ゲキサカ / 2022年3月8日 7時1分
昨シーズンもプレミアリーグでは出場機会を得ながら、4試合で無得点。中でもとりわけ悔しさを味わった試合があったという。「ホームの青森山田戦では、オレがもっとチームのためにチャンスに絡んだりできたんじゃないかなって。ああいう相手には結構自分もスタイルが合うと思うんですけど、そういう面でももっと得点に絡めましたし、もう少しチームの流れを変えられたと思って悔しかったです。去年は正直もったいない1年だったというか、あまりチームのために戦えていなかったという想いがあります」。
それだけに今年に懸ける想いは小さくないはず。ハットトリックにも満足する気配は微塵も感じられない。「結果としては良いんですけど、まだ攻撃の部分のクオリティも低いですし、チームの完成度もまだ全然高められると思うので、そこはもっと意識してやっていけたらなと思います」。目指すべき場所は、まだまだずっと先に設定されている。
多くを語るタイプではないが、言葉には力がある。参考にしている選手を問われ、「いや、特にいないです」と答えるメンタリティは実にアタッカー気質。今シーズンの目標も「空中戦や左足のシュートが特徴なので、それを今後はストロングにしていきたいなと思いますし、どんなゴールでも決め切れるように、得点王は目指していきます」と言い切っている。だが、不思議とこの男が口にすると、当たり前のように実現してしまいそうな雰囲気があるのも、何とも魅力的だ。
「チームとしてはプレミアで一番になって、チャンピオンシップを獲るというのが目標なので、自分がチームの勢いを付けられるような、流れを変えられるようなプレーを多く出せたらなと思います。勝ち方というのにはあまりこだわっていないですけど、何点獲っても後ろに引くことのないような試合はしたいです」。
自らも口にした『一番』という表現が、彼のプレースタイルにはしっくり来る。青赤を牽引するストライカー。あらゆる意味で『一番』を引き寄せることに挑む熊田の今シーズンには、誰もが注目せざるを得ないだろう。
(取材・文 土屋雅史)
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