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新生・高川学園が先輩から学んだことを表現し、中国新人制覇。今後は練習で昨年以上の雰囲気作りへ

ゲキサカ / 2022年3月16日 19時20分

 追い付いた米子北が攻勢に試合を進めたが、中村真吾監督はこの試合について「(ハイプレス、ブロックを敷く部分で)チームとして奪っていなかったのが気になった」と指摘。米子北は今大会が、新チームにとって初めての対外試合だ。奪ったボールを素早く縦、サイドにつける攻撃についても、徹底できていない部分があった。

 逆に高川学園は後半、最前線の山田吟が胸トラップでボールを収めるなど健闘。なかなかシュートまで持ち込むことはできなかったが、それでも岡や中島が後方からチームを鼓舞する中、集中力を切らさずに守り続けた。

 そして後半35+2分、右サイドでボールを拾ったSB藤井蒼斗(1年)が、ベンチの指示通りに落ち着いてグラウンダーのパスを山本吟へ通す。前を向いた山本吟のスルーパスで井上が抜け出し、GKとの1対1から右足シュートを右隅へ突き刺した。

 先制点と同じ形で決勝点。2-1で勝った高川学園の江本監督は試合直後、「この結果に満足することなく、引き締めていくこと」を選手たちに求めたという。「言ったことを素直にどんどん吸収してくれる」(江本監督)世代に、この日課題となったプレスに怯まず繋ぐことや、良かった部分もレベルアップを求めていく。

 1年生ながら選手権予選決勝で先発出場している右SB藤井蒼斗(1年)は、「今回は波の乗り方もあったし、気合というか気持ちで勝てた部分もあるので、実力でしっかりゲームを運べて勝てるようなチームになったら良いなと思います。練習の雰囲気とか去年に比べて全然なので。練習が去年の雰囲気を勝ったら自然と結果も伴ってくると思います」と、練習で昨年以上の雰囲気を作り出すことを掲げる。
 
 まずは、全国8強に入る自力をつけること。そして、昨年以上の基準を持つチームに成長して先輩超えにチャレンジする。新チーム初の公式戦は優勝。県新人戦が中止となり、自分たちがどのくらいできるか分からないまま臨んだ大会で最高の結果を得ることができた。江本監督は「(決勝まで4試合できたことは)財産ですね」と語り、梅田は「思っていた以上にはやれると思いましたし、これからももっと強くなって選手権の舞台で去年の先輩方を超えられるように頑張っていきたい」と意気込んだ。先輩たちに比べて、「力が無い」と自認。浮かれることなく、練習の雰囲気から向上させて「己に勝つ」ことを目指す。

(取材・文 吉田太郎)

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