[船橋招待U-18大会]昨年の悔しさ知る広島皆実FW藤井颯天「強い皆実を」
ゲキサカ / 2022年4月5日 10時32分
[3.25 船橋招待U-18大会 桐光学園高 1-0 広島皆実高]
広島の名門、広島皆実高は後半、FW藤井颯天(新3年=シーガル広島出身)とMF立通岳(新3年)を中心にボールを動かし、快足MF藤井永遠(新3年)のスピードを活用した攻撃などでチャンスを量産した。
また、仲元洋平監督は「去年は失点が結構多かったですけれど、あれがなくなってきた」。この試合では期待の184cmGK沖野嘉紘(新2年)が至近距離からのヘッドを阻止したほか、対人強い左SB島田承馬(新3年)らDF陣が集中した守りを続けていた。
だが、桐光学園高に1チャンスで仕留められて失点。攻撃面でもMF岡本敬大(新2年)やMF杉原優希(新3年)のチャンスメークから、仲本監督が「1年の時からなんか点を獲るのは彼」という藤井颯が決定的なシュートを連発していたが、シュートの精度を欠いてしまう。決定機の数では相手を上回っていたものの、0-1で敗戦。藤井颯は「ゴール前での落ち着きが足りていなかった」と悔しさを滲ませていた。
広島皆実は現在、前線の柱であるFW中谷颯太主将(新3年)が負傷離脱中。セットプレーからのゴールなどに注目のストライカー不在の中、昨年、主にSHとしてプレーしてきた藤井颯がFWでポストワークなどを発揮し、皆実の繋ぐサッカーの中心になっている。
藤井颯は「基礎の部分は結構大事にしていて、1タッチパスとかトラップとか練習からこだわるようにしています」。その強みによってチームにプラスアルファをもたらしているが、こだわるのはゴール。「自分はゴールにこだわるプレーを。攻撃面でチームを引っ張っていきたい」と意気込んだ。
昨年からレギュラーを務める藤井颯だが、21年の広島皆実は県内無冠。08年度に選手権で初優勝し、その後もインターハイで2年連続8強入りするなど中国地方の高校サッカーを引っ張ってきたチームにとって苦しい一年となった。
だからこそ、藤井颯は「去年はあまり結果を残せずに終わってしまって、県大会でも勝てなかったので、悔いが残る一年でした。今年は夏も冬もどっちも勝って、最近全国でも勝てていないので、自分達が全国で歴史変えてもう一回強い皆実を取り戻したい」と誓った。自身も責任感を持ってプレーし、この日決められなかったゴールでチームを沸かせること。今年は広島皆実が結果を残し、広島、中国地方の高校サッカーを再び引っ張る。
(取材・文 吉田太郎)
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