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東京五輪の“下剋上”再び…FW林大地がA代表デビューへ決意「いくらでも序列はひっくり返る」

ゲキサカ / 2022年4月19日 18時20分

 そうした熱い気持ちは29日のベトナム戦で爆発させていく構えだ。オーストラリア戦の勝利でW杯出場権が確定し、チーム全体が新たなトライをスタートさせる初戦。おそらく先発には大幅な入れ替えが行われる見込みで、林にチャンスが巡ってくる可能性が高い。

 林といえば昨年3月、東京五輪を間近に控えたU-24日本代表に追加招集で初選出。アルゼンチンとの連戦では、1試合目こそベンチ外だったが、2試合目でデビュー戦初ゴールを記録した。すなわち、五輪へのステップアップは今回の状況と重なる部分が大きい。林自身はそのことについて「いろんな方に似たような形だねって言っていただいているけど、自分的にはあまり気にしていない」と冷静に語るが、“下剋上”の再現は狙っているようだ。

「自分の経験で言えば、五輪はまさに3月まで一度もアンダー代表にも選ばれたことはなかったし、いくらでも序列はひっくり返るというのは自分が一番体験した」。そう当時を振り返った林は「ただ中途半端な気持ちや準備をしていたら絶対に起こることも起こらない。しっかりやって、そこからいろんなタイミングが重なってどうなるかという感じ。イメージできているというか、自分にある可能性を信じてしっかりやるしかない」と意識を高く掲げ、日々の練習に取り組んでいく姿勢を強調した。

 林は26日に行われた帰国後初のトレーニングでも、6対6のミニゲームや居残りシュート練習などで積極的にアピール。「しっかり練習できたのが昨日が最初だったので、代表にずっといる選手とサッカーをするのが楽しかった」と笑顔を見せつつ、「自分の特長を見せていかないとチャンスは転がってこない。チャンスを掴み取りにいきたい」と決意を語った。

 ベトナム戦で求められるのはFWとして最も重要な“結果”だ。東京五輪では攻守の最先鋒として好パフォーマンスを見せたが、残したゴールはゼロ。「五輪でもFWで一番試合に出たけど、結果だけ見たら点は取っていない。FWは点を取ってナンボだと思うので、点を取りたい」。東京五輪経由でカタールへ。林大地はベトナム戦で1年前の再現を果たし、再び世界への挑戦権を掴み取りに行く。

(取材・文 竹内達也)●カタールW杯アジア最終予選特集
●カタールW杯各大会予選一覧
●2022W杯カタール大会特集ページ

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