カゼミーロが同僚へのブーイングに苦言「彼はレアルの歴史的選手。このクラブの歴史にブーイングすることになる」

ベイルに対するブーイングにMFカゼミーロが苦言

　レアル・マドリーは12日、UEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)準々決勝第2戦で本拠地サンティアゴ・ベルナベウに昨季王者チェルシーを迎え撃つ。ベスト4進出を懸けた大一番を前に、MFカゼミーロがファンに共闘を呼びかけた。スペイン『カデナ・セール』が伝えている。

　9日にホームでのラ・リーガ第31節ヘタフェ戦に臨み、2-0で勝利を収めたレアル。この試合でFWガレス・ベイルが後半途中に投入され、久々にベルナベウのピッチに立つと、スタンドから大ブーイングを浴びせられた。カゼミーロはチェルシー戦に向けた記者会見に出席し、このファンの反応に苦言を呈している。

「誰かが口笛を吹けば、みんなが口笛を吹く。自チームの1人がブーイングされるのは納得がいかない。僕たちはみんな仲間なんだ。ベイルに口笛を吹くのは気に入らなかった」

「彼はこのクラブにとって歴史的な選手であり、多くの重要なゴールを決めてきた。彼にブーイングすれば、このクラブの歴史にブーイングすることになる。ファンは僕らを応援しなければならない。ここはベルナベウだし、90分がとても長いことは知っているだろう」

　敵地での第1戦は3-1の快勝だったが、カゼミーロはまだ勝負の行方が分からないことを強調する。「明日(12日)はきっと難しいゲームに立ち向かわなければならないだろう。今季最高の90分間を過ごしたとはいえ、満足するわけにはいかない。ファンのみんなの応援をお願いしたい。彼らは現在のチャンピオンズリーグ王者だ。明日はとても難しい試合になる。全てを出し切らなければならないんだ」と、選手とファンが一丸となって戦う重要性を説いた。
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