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J2大宮が開幕10戦目でようやく初勝利!! 河田篤秀2ゴールで最下位脱出

ゲキサカ / 2022年4月16日 16時11分

FW河田篤秀が2ゴール

[4.16 J2第10節 大宮2-1千葉 NACK]

 J2リーグは16日、第10節を各地で行い、大宮アルディージャがジェフユナイテッド千葉を2-1で破った。大宮は開幕10試合目で待望の今季初白星。エースFW河田篤秀が2ゴールを記録し、クラブを苦境から救った。

 J2リーグ唯一の開幕9試合未勝利(3分6敗)で最下位に転落していた大宮。今年3月までJリーグ副理事長を務めていた原博実氏が新たにフットボール本部長に就任し、苦境打開を狙う。今節は前節・甲府戦(●1-3)から先発2人を入れ替え、DF田代真一とMF大橋尚志が新たに入った。対する千葉は直近2試合で上位の町田、横浜FCにそれぞれドロー。横浜FC戦(△1-1)の途中出場でJリーグデビューとなったFWチアゴ・デ・レオンソが初先発を果たした。[スタメン&布陣]

 試合は立ち上がりから一方的に千葉がボールを保持し、大宮守備陣を敵陣深くに押し込む展開。ところが前半9分、まさかの形で試合が動いた。大宮はGK南雄太がゴールキックを大きく蹴り出し、河田の頭上を越えたボールを千葉DF鈴木大輔が処理。だが、鈴木が内側に持ち込んでビルドアップを試みると、河田が迫力あるプレッシングでボールを奪い、左足でゴールマウスに流し込んだ。

 対する千葉にとっては思わぬミスでの失点。その後もボールを握り続けるが、勢いに乗る大宮のハイプレッシャーに苦しんでなかなかボールを運べない。MF見木友哉やFW高木俊幸が鋭い突破で持ち上がろうとする場面をつくるも、河田やFW高田颯也の献身的なプレスバックに阻まれ、頼みのチアゴは田代とDF西村慧祐のCBコンビを前になすすべなし。一方の大宮は引いて守る時間が続く中、前半31分にはMF柴山昌也のFKから惜しいチャンスもつくった。

 なんとかこじ開けたい千葉は前半44分、MF田口泰士がゴール正面で倒されてFKを獲得。自らキッカーを務め、鋭く狙ったシュートがゴール右隅を突いた。だが、これは南がファインセーブ。こぼれ球の波状攻撃からチアゴがフィニッシュするも、シュートはゴールマウスの上に外れ、大宮の1点リードでハーフタイムを迎えた。

 千葉は後半開始時、両ウイングバックのMF福満隆貴とMF秋山陽介に代わってMF米倉恒貴とMF末吉塁を投入。すると末吉の左サイドの攻撃が活性化し、クロスからゴール前で迫力のある攻撃を繰り広げる。さらに同11分にはチアゴに代わってFWサウダーニャを入れ、さらに攻勢を強めていった。一方の大宮は同19分、守勢の中でMF大山啓輔が負傷し、MF三門雄大が起用された。

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