シティが一部サポーターの愚行を謝罪…ペップ「この人たちが私たちを代表しているわけではない」

大一番

　マンチェスター・シティが一部サポーターの愚行を謝罪している。イギリス『BBC』が16日に伝えた。

　マンチェスター・Cは16日にFA杯準決勝でリバプールと対戦(●2-3)。この試合の前には、1989年4月15日に起きたヒルズボロの悲劇で犠牲となったリバプールサポーター97人に対して黙祷が捧げられた。しかし、マンチェスター・Cの一部サポーターがこの黙祷中にチャントを歌い出す事態が起き、マイケル・オリバー主審が黙祷を短縮。リバプールサポーターからは非難の声が相次いだ。

　マンチェスター・Cは「今日の試合前の1分間の黙祷における一部のシティ・サポーターの行為に非常に失望している」と声明を発表。「クラブは、リバプール・フットボール・クラブに関係するすべての人々に心から謝罪する」と伝えている。

　チームを率いるジョゼップ・グアルディオラ監督は「この人たちが私たちを代表しているわけではない。クラブは声明を出しており、私はそれを完全に支持している」とコメント。リバプールのユルゲン・クロップ監督は「シティが声明を出したと聞いたから、それでいい。サッカーでは、すべてのライバル関係を脇に置くべき瞬間がある。シティのファン全員ではなかったと思う」としている。
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