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古川との静学マッチアップ実現! “先輩の成長”見せた拓殖大DF関根大輝「高校時代に比べたら抑えられるようになった」

ゲキサカ / 2022年4月27日 21時12分

 もっとも、先輩としてのプライドは保っていた。「先輩で意地はあるので絶対に止めようと思っていた」。1本目の45分間では鋭い切り返しから決定的なクロスにつなげられる場面もあったが、2本目に入るとほとんど自由を与えず、ゴールにつながる働きを阻止。「前半一回行かれたシーンがあったので、後半は何が何でも潰してやろうじゃないけど、絶対に抑えようと思っていた。後半はあまり仕事をさせなかったので良かった」とホッとした様子で話した。

 上々のパフォーマンスは自身の成長も印象付けるものとなった。「自分も高校時代はCBを主にやっていたけど、対人は自分の課題でもあった。大学に入ってから自分も先輩を捕まえて1対1をやってきていたので、そういうところで高校時代に比べたら抑えられるようになったんじゃないかなと思う」。昨年途中のコンバートから約半年。後輩とのマッチアップで自らの新境地に手応えを感じたようだ。

 何より新たな持ち場はは、ボールスキルを高め続けてきた高校時代の経験も活きるポジション。「足元はすごくやってきたのでドリブルは自信があるし、相手が一発で飛び込んできたところをドリブルで剥がしたり、一枚剥がして数的優位を作るというのを意識している」。そうした自信を積み重ねつつ、今では「去年に比べたら自信を持ってできるようになったと感じている。ビルドアップも活かせるし、対人も成長できた。まだ自分のモノにできているとは思っていないけど、少しはできてきた」と言えるほどになった。

 そうした鍛錬の先に目指すのは、後輩が先にたどり着いたプロサッカーの舞台だ。

 練習試合にはU-19日本代表候補、関東大学選抜ともに有望選手が多く出場していたこともあり、多くのスカウト陣が視察。「将来は海外で活躍したいが、まずはJリーグにという想いがある。チャンスだと思って来ていたので、いいところを出して精一杯アピールしようとしていた」。この日のパフォーマンスは少なからずインパクトを与えていたはずだ。

 そして今後は大学のリーグ戦でもアピールを続けていくつもりだ。「リーグ戦全試合フル出場を目標にしていて、いまは継続してやれているので、ちょっと痛いところがあっても出続けられるように意識している。デンソーカップに選んでもらってそこで何もできなかったので、ここで成長してまた選ばれたいと思っていた」。後輩との幸せな再会を終えた20歳は「まずプロに入ることを意識して、そこからどんどんステップアップできるようにしていきたい」と気持ちを新たに、さらなるレベルアップを遂げていく。

(取材・文 竹内達也)

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