1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. スポーツ
  4. サッカー

立ち上がりや空中戦の攻防で成徳深谷に差。関東切符獲得の武南は強みのパスワークをより追求して次へ

ゲキサカ / 2022年4月27日 22時30分

後半27分、武南高は交代出場FW山本昇汰のゴールで2-0に

[4.27 関東大会埼玉県予選準決勝 成徳深谷高 1-2 武南高]

 名門・武南が“3大会連続”で関東大会へ――。2022年度関東高校サッカー大会埼玉県予選は27日、準決勝を行い、第2試合では成徳深谷高と武南高が激突。武南が2-1で勝ち、2019年度、2021年度に続いて3大会連続(2020年度大会は中止)となる関東大会進出を決めた。武南は30日の決勝で正智深谷高と戦う。

 2018年度大会の優勝校・成徳深谷は3-5-2システム。GKは木村航大主将(3年)で右から小久保伊吹暉(2年)、増子颯竜(3年)、辻本晴也(3年)の3バック。右WB安野心富(3年)、左WB尾澤大成(3年)、ダブルボランチが松田陽瑠(3年)と高橋流(3年)、トップ下が和光翔夢(3年)、2トップに清家瑠(3年)と平井心瑛(2年)が構えた。

 一方、最多17度の優勝を誇る武南は4-2-3-1システム。GKが内藤聖(3年)で、4バックは右SB江川颯軌(3年)、CB鈴木翔汰主将(3年)、CB重信有佑(3年)、左SB加藤天尋(3年)。山田詩太(3年)と森田颯(3年)のダブルボランチでトップ下が21年U-16日本代表候補の10番MF松原史季(2年)、右SH櫻井敬太(3年)、左SH山田藍大(3年)、1トップを杉沢旭浩(2年)が務めた。

 立ち上がりの攻防が試合の流れを大きく左右した。鈴木が「(昨年は大事な試合で)入りで点を取られちゃうというのが多かったので、絶対に入りで失点しないで、自分たちの流れを作って(ボールを)収めていく。きょうは入りが良くて、みんな『勝つぞ』、という気持ちがあったので、気持ちで飲み込めたかなと思います」と振り返ったように、武南が序盤から押し込むことに成功する。

 成徳深谷の為谷洋介監督は「ウチがああいう前半の入り方をしたかった。相手の方がゲームに入る意識が高かったです」と残念がる。武南は前へのパワーがある成徳深谷の攻撃をヘディングが強みの鈴木と対人能力高い重信中心に跳ね返し、セカンドボールを拾ってアタック。山田藍、杉沢、森田とどこからでも仕掛けられる強みも活かして主導権を握った。

 成徳深谷は我慢強く守り、セットプレーの数を増やそうとしていたが、思うような展開に持ち込むことができない。武南も成徳深谷のコンパクトな守りの前に、狙いとするサイドチェンジの数を増やすことができていなかった。それでも30分、武南は相手のロングボールを跳ね返したところから速攻。松原がDF背後へ絶妙なラストパスを送ると、杉沢が右足ダイレクトでゴールへ突き刺した。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

複数ページをまたぐ記事です

記事の最終ページでミッション達成してください