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今年は堅守と勝負強さも示す興國が報徳学園に4-2勝利!無敗守り、プリンス関西1部首位浮上!

ゲキサカ / 2022年4月30日 20時26分

 だが、興國はそのわずか2分後に勝ち越す。中盤中央でボールを持った千葉がDFの寄せよりも一瞬速く左サイドへ展開。縦へ仕掛けた宮原が折り返すと、最後は千葉が左足シュートをねじ込み、2-1とした。

 興國はともにDF能力の高さとビルドアップ力を備えた西川、常藤から正確に繋いで攻撃。個々のキープ力の高さも活かし、押し込む時間を増やす。だが、縦に急ぎ過ぎたり、持ちすぎてロストするシーンが散見。前半24分に左SB田中領真(3年)を投入した報徳学園も興國の切り替え速い守備に苦戦し、サイドへボールが入る回数を減らしていた。

 だが44分、報徳学園は右中間を坂元が抜け出す。興國DFが身体を入れて対応したが、坂元が諦めずにボールをつつき、ゴール前方向へ向かったボールを稲井が右足シュート。一度ゴールマウスに弾かれたものの、自ら跳ね返りを押し込んで2-2とした。

 過去3試合連続で1-0の興國はミスが絡んでの2失点。それでも、この日は奪い返す力を示す。後半3分、右FKのクリアを左中間で拾った千葉が右足ミドル。これをゴール前の小林が頭でコースを変えて3-2とした。三度勝ち越された報徳学園だが、怯まずに前へ出る。8分、今西の右クロスに坂元が飛び込み、11分には右サイドでDF2人をかわした今西の折り返しを瀧田が狙う。

 報徳学園は後半、高田監督が「ポジショニングが天才的」と評する松本がセカンドボールを拾ってチャンスに繋げるなど存在感を増し、山崎の好フィードもアクセントに攻撃。15分、25分、30分と坂元が惜しいシュートを打ち込む。

 興國はこの日、被シュート12本。だが、西川が「今年は後ろが安定していて自信あるのでそこはもっと自信を持ってやっていって、これから絶対に無失点で抑えてチームを支えていきたい」というように、今年の興國は守りに自信を持つ。流れの悪い時間帯が続いたものの、タックル一発でボールを奪うなど堅守を見せ続ける西川や、空中戦で勝ち続けていた常藤、中盤でボールを引っ掛ける宇田を中心に要所を締めて3点目を許さない。

 興國は20分にMF下崎蘭真(3年)、29分にMF上野草汰(3年)とFW山崎帝(3年)を投入。重心をやや後ろに置いて戦ったこともあり、なかなか攻撃のテンポを上げられなかったが、守りを安定させながら時計の針を進める。そして、44分にダメ押しの1点を奪った。古瀬が獲得した左CKを早坂が左足で上げると、常藤が豪快に頭で決めて4-2。この後、MF久松大燿(1年)と右SB門林巧(3年)を投入して試合を締めた興國が無敗(4勝1分)を守った。

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