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最後まで無失点、勝利にこだわった東海大大阪仰星がプリンス関西首位・阪南大高を1-0撃破

ゲキサカ / 2022年5月1日 9時41分

 阪南大高も保田が空中戦で強さを発揮するなど、インテンシティの勝負で互いに譲らず、試合は0-0のまま後半へ。阪南大高はハーフタイム明けからMF池久保絢斗(2年)、12分にMF笹野大樹(3年)をそれぞれワイドへ投入し、東海大仰星は11分に左SH玉山樹(3年)をピッチへ送り出す。

 東海大仰星はその玉山や、後半に存在感を高めた岩井の仕掛けによってFKの数を増加。21分には大濱の右クロスから玉山が右足シュートを打ち込むなど、攻め切る回数も増やしていく。阪南大高は24分にMF脇田大和(3年)とFW福井旺(3年)をピッチへ。だが、勢いを増していた相手に得点を許してしまう。

 後半32分、東海大仰星は左中間の位置で玉山がFKを獲得。キッカーの岩井が右足で狙うと、カベをかすめたボールが左隅へ決まる。「めちゃくちゃ嬉しくて、最高でした」と笑顔で走り出した10番中心に歓喜のイレブン。阪南大高は直後にMF玉井把玖(2年)を投入し、前への意識を強める。

 阪南大高は八木のロングスローやCKでボールをゴール前に入れ続ける。だが、東海大仰星は各選手が責任感を持って一本一本弾き返していく。シーズン開幕当初のこの時期でも、各選手が最後足を伸ばして身体に当てることやチームのために走れることはチームの強み。また、森田は「力が例年に比べるとないかもしれないですけれども、その中でどれだけ身体を張ったり点にこだわったり、失点しないことにこだわったりするのが今年の良さだと思います」という。FW水永直太朗(2年)を投入したアディショナルタイムもこだわって戦い抜いた東海大仰星が、勝ち点3を勝ち取った。

 紙一重の勝負を制した東海大仰星だが、中務雅之監督は「もう少し現状を把握して正しい歩み方をしていかないと。サッカーってどう転ぶか分からないスポーツなので。まだまだオフのところで良い準備ができていない部分があります」と指摘。そして、「例年真面目なんですけれども、スタンダートを色々な部分を上げていかないと。それはこれから彼らに期待したい部分」と加えた。

 東海大仰星は18年に優勝するなど過去5年間、プリンスリーグ関西(20年はスーパープリンスリーグ関西)でいずれも4位以内。今年はプレミアリーグ昇格と夏冬のトーナメント戦で全国舞台に戻ることが大きな目標だ。岩井は「まずはプリンス優勝してプレミアへ上げること。そして、インターハイ、選手権でタイトルを獲ることを目指して頑張っていきたい」と力を込めた。昨年度夏冬全国16強の阪南大高との戦いで感じたことをチームへ持ち帰り、日々スタンダードを高めながら目標を実現する。

(取材・文 吉田太郎)▼関連リンク
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