阪南大高は初黒星。足元を見つめ直し、努力と自信を重ねて昨年超えへ
ゲキサカ / 2022年5月1日 11時10分
[4.30 高円宮杯プリンスリーグ関西1部第5節 東海大大阪仰星高 1-0 阪南大高 J-GREEN堺 S2]
0-1で今季初黒星。阪南大高(大阪)の選手たちはとても落胆した表情で、挨拶や会場の後片付けを行っていた。濱田豪監督は彼らが落ち込みすぎていることを指摘。もちろん全試合勝利を目指しているが、長いシーズンの中では負けることもある。特にこの日は、互いに相手の守りを壊そうとし合う中、どちらが勝ってもおかしくないような内容。それだけに、「自信がないから、つけてあげないと」と語っていた。
湘南入りしたFW鈴木章斗や10番MF櫻井文陽、大阪屈指のCB西田祐悟ら各ポジションに好選手を擁した昨年は、大阪府で19年ぶりとなるインターハイ予選と選手権予選の2冠。選手権全国大会では奈良育英高を8-0で破るなど強さを見せ、優勝校・青森山田高も苦しめた。
また、プリンスリーグ関西で2位。昨年のチームが今年のチームに残しているものは大きい。だが、U-17日本高校選抜の左SB保田成琉(3年)と右SB今西一志(3年)を除くと主力が大きく入れ替わり、まだまだ経験の少ない選手が多数。今季のプリンスリーグ関西では大阪学院大高、京都橘高、大阪桐蔭高相手に3連勝を飾ったが、まだまだ昨年のような力はない。「(きょうの敗戦で)たまたま勝ち点が獲れていたことに気づいてくれたら」と濱田監督は求めていた。
ただし、落胆する必要もない。この日は欠かせない存在の今西やMF宮崎悠大(2年)が不在の中、前半からアクションを起こし続けて相手を押し込み、互角以上とも言える内容の戦いを演じていた。自分たちができなかったこと、相手に上回られたことを反省し、自信も持って次の戦いへ。東海大仰星の中務雅之監督も「(阪南大高は)毎年質の高いチームなので良い刺激になっている」と評したように、地力のあることは間違いない。チームリーダーのMF川口将仙(3年)や保田、今西を中心に全員で足下を見つめ直し、1年間掛けて昨年超えを目指す。
(取材・文 吉田太郎)▼関連リンク
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