昨年は攻撃の切り札。怪我から復帰の成立学園FW柏田凌佑が関東予選初出場で優勝ゴール
ゲキサカ / 2022年5月5日 21時54分
[5.5 関東高校大会東京都予選決勝 駒澤大高 0-1(延長)成立学園高]
復調へのきっかけとなるゴールだ。成立学園高は関東大会予選初出場のFW柏田凌佑(3年=FC府中出身)が劇的な決勝ゴール。チームを東京王者へ導いた。
後半31分に右サイドへ投入された柏田は、「(ピッチサイドから見ていて、)みんなハードワークしていてセットプレーの守備が増えている中でよく耐えていた」。相手のパワーに押し返される中でも我慢強く戦っていたチームに歓喜をもたらした。
延長後半3分、成立学園は中央のFW佐藤由空(3年)が右へはたく。柏田が選択したのは1タッチでの左足シュート。「駒澤さんの対人守備が良いので、どこかで1テンポずらしたり、変わったことをしないと入らないかなと思ったので、ダイレクトで打つことを選択しました」。この意表を突く一撃に駒澤大高は対応できず、決勝ゴールとなった。
殊勲の柏田は、「(シュートが)弱くなっちゃったんで、入ると思っていない中で決まったので良かった。怪我でずっと出れていなくて、そういう中で(山本)監督に出させてもらって。1チャンスあるとコーチにも言われていたし、自分でも思っていたので、その1本を決め切って勝つことが出来たので良かったです」と微笑んだ。
柏田は下級生時から攻撃の切り札の一人となり、公式戦でも活躍。だが、怪我が重なり、「今シーズンは冬からできていなかった」。復帰したのは、準決勝(4月23日)前。その試合には間に合わなかったが、決勝へ向けて徐々にコンディションを上げ、起用にゴールで応えた。
山本健二監督は「身体は重かったんですけれども、最後仕事してくれたので、これから力になるんじゃないか、攻撃で起点になるんじゃないかなと思っています」と話すなど、最後の局面での仕事に期待。本人も「80分、90分プレーできるようにコンディションを上げていきたい。チームで良い結果を出せるように自分の役割を果たしていきたい」と意気込んでいる。狭い局面でボールを受けて崩す動きや、スペースを鋭く突く動きが特長。チームメートを笑顔にしたゴールを今後の活躍へのきっかけにする。
(取材・文 吉田太郎)
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
初のインハイで能登、石川県全体に「笑顔や勇気を」。鵬学園が神栖ワールドユースフットボールで明秀日立と好ファイト
ゲキサカ / 2024年7月14日 23時29分
-
前橋育英が「第1回神栖ワールドユースフットボール」でマドリード選抜に3-0快勝。3バック挑戦、新戦力のDF鈴木陽らも奮闘
ゲキサカ / 2024年7月14日 20時37分
-
約半年間の離脱から、待望の先発復帰戦で光る動き。注目右SB野田裕人主将は静学を変え、毎熊、濃野に近づく
ゲキサカ / 2024年7月2日 15時59分
-
「隙を突いて、隙を与えない」。長崎総科大附が長崎準決勝を4-0で突破し、宿敵とのリベンジマッチへ
ゲキサカ / 2024年6月28日 11時56分
-
今年に懸ける山梨学院FW関塚力登がゴール量産中。リーグ開幕から7戦連発で得点数は11に
ゲキサカ / 2024年6月23日 7時25分
ランキング
-
1ハム清宮が2打席連続アーチ 衝撃の4安打に新庄監督は拍手…止まらぬ打棒に敵地騒然
Full-Count / 2024年7月21日 20時9分
-
2【F1】角田裕毅は〝奇策〟1ストップ作戦で9位入賞!レッドブル緊急昇格へ猛アピール
東スポWEB / 2024年7月21日 23時51分
-
3【体操】宮田笙子のパリ五輪出場辞退 ダルビッシュ有との〝比較論〟が脚光「無期限謹慎を食らった」
東スポWEB / 2024年7月21日 18時17分
-
4大谷翔平、日本人初4年連続30号は144m超特大弾 本拠地どよめき…日米通算250号王手
Full-Count / 2024年7月22日 9時32分
-
5ストレッチャーで運ばれ途中退場したバレー日本代表の高橋健太郎 パリ五輪まで約1週間ケガの状態を明かす
日テレNEWS NNN / 2024年7月22日 10時41分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
![](/pc/img/mission/mission_close_icon.png)
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
![](/pc/img/mission/point-loading.png)
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください
![](/pc/img/mission/mission_close_icon.png)